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イミグラン錠50

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 イミグラン錠50
主成分 スマトリプタンコハク酸塩
分類名称 血管収縮剤
剤形 白色の錠剤、直径7.6mm、厚さ3.4mm
商品画像
製薬会社 グラクソ・スミスクライン株式会社
効能 片頭痛が起こったときの過度に拡張した頭蓋内外の血管を収縮させて正常にし、また、炎症を起こす物質の放出を抑えてその血管周囲の炎症を抑えることにより、片頭痛を改善します。
通常、片頭痛の発作の治療に用いられます。発作予防のために使用する薬ではありません。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心臓病がある、または既往歴がある。脳血管障害の既往歴がある。末梢血管障害、高血圧、肝臓病がある。てんかん様発作の既往歴がある。腎臓病がある。家族性片麻痺性片頭痛、孤発性片麻痺性片頭痛、脳底型片頭痛あるいは眼筋麻痺性片頭痛がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人は1回1錠(スマトリプタンとして50mg)を片頭痛の頭痛発現時に服用します。効果が不十分な場合には追加服用することができますが、前の服用から2時間以上あけてください。また、1回1錠(50mg)で効果が不十分であった場合には次の片頭痛が起きたときから1回2錠(100mg)に増量されますが、1日の総服用量は4錠(200mg)以内です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 片頭痛に効果がまったくない場合は、その頭痛に対してそれ以上この薬を飲まないでください。片頭痛でない可能性があり、危険な頭痛を見逃すおそれがあります。必ず医師に相談してください。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 生活上の注意
  • 心血管系の病気がない人でも、心臓に重篤な障害が極めてまれに起こることがありますので、異常を感じた場合には、ただちに医師に連絡してください。
  • 頭痛発現時あるいはこの薬を使用した後に眠気を催すことがありますので、この薬を使用している間は自動車の運転など危険を伴う機械操作などはしないでください。
  • この薬を含むトリプタン系の薬により、頭痛が悪化することがありますので、この薬を使用しても良くならない場合には医師に相談してください。
  • この薬を使用した後12時間は授乳しないことが望ましいため、授乳している人は医師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、蕁麻疹、発疹などの皮膚症状、動悸、吐き気、嘔吐、眠気、めまい、感覚障害(錯感覚、しびれなどの感覚鈍麻など)、身体各部の痛み、倦怠感、脱力感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、冷汗、立ちくらみ [アナフィラキシーショック、アナフィラキシー]
  • 動悸、胸痛、胸部圧迫感 [虚血性心疾患様症状]
  • 意識障害、けいれん [てんかん様発作]
  • 頭痛の悪化、改善されない頭痛 [薬剤の使用過多による頭痛]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 乳幼児誤飲防止包装のため、取り出しにくくなっています。医師または薬剤師の指示に従って開封してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 血管収縮剤
    同じ成分の薬を探す スマトリプタンコハク酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す グラクソ・スミスクライン株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳9,88310~14歳11,663
    15~19歳11,13615~19歳20,225
    20~24歳6,84520~24歳17,003
    25~29歳9,79525~29歳25,774
    30~34歳16,50830~34歳52,641
    35~39歳24,65635~39歳85,920
    40~44歳38,47940~44歳137,501
    45~49歳41,90045~49歳164,706
    50~54歳41,03850~54歳134,563
    55~59歳28,45755~59歳104,287
    60~64歳20,72860~64歳72,813
    65~69歳12,29465~69歳49,159
    70~74歳10,18070~74歳39,877
    75~79歳8,29375~79歳28,949
    80~84歳5,92080~84歳18,886
    85~89歳3,93685~89歳9,702
    90歳以上1,46090歳以上3,137