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パリエット錠10mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 パリエット錠10mg
主成分 ラベプラゾールナトリウム
分類名称 消化性潰瘍用剤
剤形 淡黄色の錠剤、直径6.7mm、厚さ3.6mm
商品画像
製薬会社 味の素製薬株式会社
効能 胃粘膜細胞の胃酸分泌機構を阻害することで胃酸分泌を抑制します。それにより胃や十二指腸の潰瘍を速やかに治癒し、逆流性食道炎に伴う痛みや胸やけなどをやわらげます。
通常、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの治療やヘリコバクター・ピロリの除菌補助に用いられます。
また、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制に使用されます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger‐Ellison症候群:通常、成人は1回主成分として10mgを1日1回服用しますが、病状により1日1回20mgに増量されることがあります。服用する期間は胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までです。
    逆流性食道炎:<治療>通常、成人は1回主成分として10mgを1日1回服用しますが、病状により1日1回20mgに増量されることがあります。服用する期間は8週間までです。また、プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な逆流性食道炎では、1回10mgまたは20mgを1日2回、さらに8週間服用します。ただし1回20mgを1日2回は重度の粘膜傷害がある場合のみです。<維持療法>再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎では1日1回10mgを服用します。また、プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な逆流性食道炎の維持療法では、1回10mgを1日2回服用します。
    非びらん性胃食道逆流症:通常、成人は1回主成分として10mgを1日1回服用します。服用する期間は4週間までです。
    低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制:通常、成人は1回主成分として5mgを1日1回服用しますが、効果不十分の場合は1回10mgを1日1回服用します。
    ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:通常、成人は1回主成分として10mgをアモキシシリン水和物、クラリスロマイシンと同時に1日2回、7日間服用します。この除菌治療が不成功の場合には、1回10mgをアモキシシリン水和物、メトロニダゾールと同時に1日2回、7日間服用します。
    この薬は1錠中に主成分10mgを含みます。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 錠剤はかんだり、くだいたりせず飲みくだしてください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。次に飲む時間が近い場合は、飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
    副作用 主な副作用として、発疹、じんま疹、かゆみ、下痢、軟便、味覚異常、腹痛、腹部膨満感、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、じんま疹、めまい [ショック、アナフィラキシー]
  • 発熱、貧血、歯肉出血や皮下出血 [汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、溶血性貧血]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • 発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎]
  • 発熱、広範囲の赤い発疹、眼・口・陰部のただれ [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]
  • 尿量減少、むくみ、発熱 [急性腎障害、間質性腎炎]
  • 吐き気や嘔吐、けいれん、頭痛、意識障害 [低ナトリウム血症]
  • 筋肉痛、脱力感、赤褐色尿 [横紋筋融解症]
  • 視野の異常 [視力障害]
  • せん妄、異常行動、不安 [錯乱状態]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳8,14610~14歳8,374
    15~19歳44,26715~19歳45,026
    20~24歳87,03820~24歳115,329
    25~29歳162,43525~29歳194,213
    30~34歳263,35630~34歳329,561
    35~39歳444,84035~39歳549,482
    40~44歳820,83440~44歳943,342
    45~49歳1,344,36845~49歳1,369,837
    50~54歳1,803,98250~54歳1,775,647
    55~59歳2,346,53255~59歳2,280,368
    60~64歳3,024,97560~64歳3,219,493
    65~69歳5,028,87165~69歳5,808,199
    70~74歳6,389,10870~74歳8,530,941
    75~79歳8,237,79875~79歳12,741,802
    80~84歳7,207,58480~84歳12,889,330
    85~89歳4,372,34585~89歳9,656,687
    90歳以上1,733,05690歳以上5,420,753