女性の悩みは奥が深い。人に言えず、相談できなくてひとりで悩んでいることも少なくない。そこで、女性がどんな悩みをもっているのかを、一覧にしてみました。 女性の方は「そうそう、私も!」と共感できるのでは?もちろん、男性の方もどんなことで女性が悩んでいるのか、知ってみるのもいいかも! 女性によく見られる病気・症状 冷え症 体の特定部分だけが冷たく感じるもの。特に、腰や手足を訴える人が多い。最近は、オフィスの冷房が効き過ぎて冷え症になる女性が多い。循環機能の異常や自律神経の異常(自律神経は、血管の伸び縮みを調節する)などが原因だといわれているため、単に厚着をするだけでなく、自律神経のはたらきを正常にしなければ冷え症を解決することはできない。 貧血 簡単に言うと、血液中の赤血球が不足している状態。女性は特に生理などで血液(鉄分)を失うため、貧血になりやすい。主な症状は、だるい、疲れやすい、動悸、息切れ、めまい、青白い顔など。無理なダイエットによる偏食や、不正出血などがある場合には鉄分は不足しやすいので要注意。 肥満 肥満には、「リンゴ型」と呼ばれる内臓脂肪型肥満や、「洋ナシ型」と呼ばれる皮下脂肪型肥満などがある。洋ナシ型肥満が皮下脂肪が厚いのに対し、リンゴ型肥満は内臓のまわりに脂肪がつく。外見は太っていなくても、「肥満」には注意が必要。また、どれだけでも食べてしまう「過食症」は、心理的な要因が関係している場合が多く、とくに10~20代に起こりやすい。 拒食 「過食症」の反対が「拒食症」。とはいえ、どちらも食に対する異常な行動ということから摂食障害という病気とされている。「痩せることへの願望」=「太ることへの強迫観念」から起こるが、その裏にはストレスなどが隠れている場合があるので、カウンセリングが必要になることも。 肩こり デスクワークが多いと肩こりはつきもの。「こり症だから仕方がない」と諦めたり、マッサージなどをすることが多いが、ほかの病気が原因となっていることもある。 低血圧 普通より血圧が低い(最高血圧が100mmHg以下など)状態。あまりはっきりした原因が見当たらないことが多い。が、神経系や心臓の病気などがある場合があるので、気になるなら一度診察してもらおう。一般的に、痩せていて胃が弱く、偏食の人にみられる。 頭痛 慢性的に起こる頭痛は、片頭痛と緊張型頭痛に分けられるが、片頭痛は女性が多いと言われている。ズキンズキンと脈を打つような痛みが特徴だが、原因がはっきりしないことが多く、医者泣かせの病気のひとつだ。また、緊張型頭痛は肩こりや精神的な緊張によって起こるもので、これも女性に多いと言われる。 便秘・下痢 排便のリズムは人それぞれだが、4日以上排便がないと便秘。ただ、毎日出ていても、ウサギのフンのようにコロコロしていたり、排便が困難なようなら、便秘である。朝食を抜いたり、便意をもよおしてもトイレをガマンしてしまうと便秘になりやすい。また、最近は過敏性腸症候群といって、ストレスから便秘や下痢になることも多い。 口臭 他人のニオイもさることながら、自分のニオイを気にする女性は多い。口臭だけでなく、ワキガ、足などのニオイも気になる。しかし、実際には臭わないのに「自分はクサイ」と思いこんでいる心理的な要因から、ひとりで悩みこんでしまう人も。 肌荒れ 20代後半からだんだん肌のトラブルが増えてくる。食生活や睡眠など、生活の乱れが肌に出やすくなり、肌荒れ、くすみ、ニキビ、シミ、ソバカス、シワなどが気になり、「昔はもっとすべすべだったのに」と嘆くことが多くなる。 外反母趾 足の親指が小指側に曲がり、親指のつけ根の関節が内側に出っ張って痛む病気。出た部分が靴にあたって炎症を起こし、靴が履けなくなるほど痛むことがある。ヒールのような窮屈な靴を履く人に多く起こる。あまりにひどい場合には、整形外科で矯正のための手術が必要になる。 骨粗鬆症(こつそしょうしょう) 骨からカルシウムが溶けだし、スカスカの骨になってしまう病気。骨折しやすくなる。女性ホルモンには骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐはたらきがあるため、女性ホルモンが少なくなる(つまり、閉経後)とカルシウムが急激に減る。50歳ごろより発症する人が急激に増える。
日本人はお風呂が大好き!ぬるめのお風呂にゆっくり入る、たったこれだけのことなのに、心と体を健康にしてくれます。シャワーだけですませていた人も、これからはバスタブにお湯をためて入りませんか?大切なバスタイムをどう過ごすのがいいのか、ご紹介します。 目次 バスタイムはどんな時間? お湯の温度はどのくらい? お風呂に入る心構えは? バスタイムはどんな時間? お風呂に入る目的は、体や髪をキレイにするだけでなく、心や体をリラックスさせる効果がある。でも、「のんびりしなくちゃ!」と意気込んでは、かえってストレスになってしまう。 ストレスを上手に解消してリラックスし、心も体もスッキリするために、バスタイムの過ごし方を考えよう! お湯の温度はどのくらい? 熱くもなく、ぬるくもなく、ちょうどいい湯かげんってどのくらい? 好みは人それぞれだろうが、だいたい日本人が好む温度は38~43度だと言われている。温泉には、冷水浴や高温浴などの冷たいお風呂や熱いお風呂があるが、家庭で入るならやっぱりこの温度がいちばん。血行がよくなり、芯までポカポカになれる。 お風呂の温度と効用 42度以上かなりの高温浴。朝、目覚めた時や眠気を覚ましたい時などに浴びると、精神が高ぶり交感神経が緊張する 38~42度いちばん適当な温度。血行がよくなる 37~38度ちょっとぬるめ。気分が落ち着き、脈拍数が減り、血圧も低下する 34~37度血圧や心拍に変化がなく、カロリーも消費しない 24~34度体の熱生産が始まり、カロリーが消費される温度。プールと同じくらい 24度以下冷たく感じる 参考文献:「正しいお風呂の入り方」快適お風呂倶楽部 PHP お風呂に入る心構えは? かけ湯 いきなり服を脱いで、お風呂へジャボン!では、体にもよくないし、マナーとしてもあんまりよくない。 そこで必要なのが「かけ湯」。体をお湯の温度になれさせ、そして体の汚れを落とすために、必ず行わなければならないことだ。かけ湯は、心臓に遠いところ、つまり足から徐々に上へと全身にすること。 のぼせ対策にかぶり湯 入浴前に頭の上から1~2杯のかぶり湯をすると、入浴のときに起こる血圧の上昇を弱めるため、のぼせを防ぐ効果がある。とくに、熱めの風呂が好きな人は、試してみて。 中温反復浴で温まる! 中温反復浴とは、ぬるめのお湯にくり返し入る入浴法。この方法は、血行をよくし新陳代謝を高める効果があり、また湯冷めしにくくなる。温泉のマークの波3本は、まんなかが長く、左右が短くなっているが、これは温泉につかっている長さを表わしているとか。最初は軽く、次にちょっと長めに、最後はさっと3回に分けて入るといいそうだ。 公開日:2001年10月1日
「食べないダイエット」の落とし穴 何かだけを食べてやせようとする「単品ダイエット」や、極端な食事制限をする「食べないダイエット」を続けていると、必要な栄養素が不足して肌や髪がカサついたり、健康に悪影響を及ぼしたりするばかりか、 実は"やせにくい体"を作ってしまうことを再確認しておこう。 一汁三菜食べないダイエットを続けていると、体脂肪とともに大切な筋肉や骨まで減ってしまう。この状態でリバウンドし、体重が戻ると、体脂肪だけが増加して筋肉はほとんど増えないことになる。つまり、同じ体重でも、体の中身が以前と変わってしまったのだ。こうしたことを繰り返すたびに、筋肉が落ちて体脂肪が増え、さほど体重が重くなくても体脂肪率が高い「隠れ肥満」になってゆく。 見た目は問題なさそうな「隠れ肥満」だが、実際は筋肉量が少なく、基礎代謝(※)も低下している。結果、消費エネルギーが低いため太りやすく、やせにくい体になってしまう。 また、無理に我慢を続けた反動で食べ過ぎてしまい、ダイエットに挫折しやすいこともある。やはり、食事を規則正しくきちんと食べることが長続きするダイエットの条件といえるだろう。 何を食べればいいのかといえば、やはり低エネルギーで栄養バランスが整う、和食がおすすめだ。魚や大豆製品など良質のたんぱく質をはじめ、野菜類、海藻類などビタミンやミネラル、食物繊維を補うことができる。一汁三菜のメニューなら、お皿の数が多いので見た目にも満腹感が得やすい。 ※基礎代謝…全身の各器官がはたらき、生命を維持するために必要な最小限のエネルギー消費量で、1日の総消費エネルギー量の6~7割を占める。 Point 1 「食べないダイエット」は太りやすい体をつくる。食事は規則正しくきちんと食べよう。 脳のシステムを知って、食欲をコントロールしよう 「食事をきちんと食べる」ことが長続きするダイエットの重要なポイントだが、もちろん、好きなときに好きなだけ食べてよいというわけではない。「あと、ひと口!」という食欲を上手くコントロールする方法を考えてみよう。 私たちが食事を始めてから、約20~30分後に血中にブドウ糖(血糖)が増加し、すい臓からインスリンが分泌される。ブドウ糖とインスリンが血液中に増えてくると、脳の視床下部にある満腹中枢の活動が活発になり、そばにある摂食中枢の活動が抑えられる。これが「お腹いっぱい」という状態だ。逆に、血中のブドウ糖が減少し、遊離脂肪酸が増加すると、摂食中枢が刺激されて満腹中枢が抑えられるので、空腹を感じる。 以上が簡単な食欲のメカニズムだが、大脳皮質の前頭葉にも食欲を制御する機能があり、さまざまなホルモンが複雑に作用しあって、私たちの食欲がコントロールされている。 満腹中枢が活発にはたらくまで、食事開始から最低でも20分前後かかることを考えると、よく噛んでゆっくり食べることが適量で満腹感を得るコツだとわかる。さらに、噛むことでヒスタミンというホルモンが分泌され、満腹感が得られるという報告もある。よく噛むためには、食物繊維や玄米、大豆など噛みごたえのある食材を多く取り入れるのもひとつの手。 逆に、早食いをすると満腹中枢が刺激されるまでの間に食べ過ぎてしまう。もし一気に食べてしまったら、すぐにおかわりをするのではなく、少し待ってからにしよう。その間に食欲がおさまることもあるからだ。また、仕事をしながら、テレビを見ながらという「ながら食い」もやめよう。せっかく視床下部で満腹のサインを出していても、前頭葉が見逃し、満腹感が得られないまま食べ過ぎてしまうこともある。 Point 2 満腹感を得るまで20分はかかる。よく噛んでゆっくり食べ、適量を守ろう。 Point 3 視床下部の満腹サインを見逃さないように、食事中は食べることに意識を集中して。
たばこ、酒、甘いもの…体によくないことがわかっているのに、どうしてもやめられない。これらに依存してしまう人々の体の中では、一体何が起こっているのでしょうか? 目次 もとはすべてストレス状態 でも、続けていくうちに習慣そのものが目的になってしまう 最終的に体を壊す もとはすべてストレス状態 個人差はあるものの、何らかのストレス(悩み・コンプレックス)が引き金になることが多いようです。 ○○することでストレス状態から逃れたい、△△することでコンプレックスを解消したい、という気持ちが動機になっています。 アルコール お酒に含まれるアルコールは、大脳の機能を麻痺させます。 大脳は、人間活動の中枢をなすところ。知性や理性もすべてここでコントロールされています。したがって、大脳が麻痺することによって、嫌なことは忘れて明るく楽しくなれるわけです。 たばこ たばこに含まれるニコチンには、頭をスッキリさせ(精神興奮作用)、気持ちを落ち着かせる(精神沈静作用)、2つの作用があることがわかっています。 たばこを吸った後の満足感もニコチンのおかげのようです。 甘いもの 疲れているときなどに甘いものをとると、頭がスッキリします。これは、血糖値が上がって脳中にエネルギーが補給されたため。 また、甘いものの刺激そのものも満足感につながるようです。 モノは違っても、一時的に満足感が得られ、気持ちよくなるのである でも、続けていくうちに習慣そのものが目的になってしまう 脳内物質という言葉をご存知ですか。 脳内で分泌される神経伝達物質のことで、私たちの感情の変化なども、すべてこれらの物質の分泌による結果だと言われています。 ところで、「○○がやめられないメカニズム」は、脳内物質のバランスが崩れた状態だとする説があります。 ストレス状態が長く続くと、興奮を抑える物質であるセトロニンという物質の量が少なくなってしまいます。 一方で、ストレスを忘れようと一時的にアルコールなどを摂取すると、ドーパミンという物質が分泌されます。これは、日常生活で気持ちいいと感じた時に脳内で分泌される神経伝達物質です。 つまり、興奮を抑える物質が少ない状態で、気持ちいいと感じる物質が分泌されてしまい、普通の人以上に気持ち良さを感じてしまうメカニズムが成立してしまうのです。 そして、この状態がおさまると、再び気持ちよさを求めてアルコールに手を出してしまいます。 根源であるストレスが解消されない限り、これが繰り返されてしまいます。 最終的に体を壊す アルコール アルコールの障害としてよく知られているのは、肝臓障害でしょう。 大量のアルコール摂取により、脂質を代謝するという肝臓のはたらきに障害がおき、中性脂肪の消費ができなくなります。このために、肝臓に中性脂肪がダブツいて、アルコール性脂肪肝が生じてしまいます。 また 、アルコールと一緒に食べ過ぎたつまみが肥満を招くなど、そのほかの障害も多いようです。 たばこ たばことがんとの関係はすでにご存知でしょう。特に肺がん、喉頭がんなどは、たばこが危険因子であることが認められています。また、最近は、細胞の老化を促進するフリーラジカルなども、たばこが原因で体内に生成されると言われています。 甘いもの 甘いものの取りすぎが行き着く先は肥満です。一方で、肥満を恐れるあまり、食べては吐いてしまう過食症などに陥る心配もあります。このほか、糖尿病などの引き金になる可能性があります。