疾患・特集

がん患者さんに役立つイベント・セミナー(2018年9月~11月)

がん患者会や支援団体の主催で9月16日~11月に予定しているイベントやセミナーを紹介します。血液がんのセミナーや女性がん検診の啓発イベント、がん経験者による音楽ライブや写真展、リレー(走る)イベントなど、さまざまな催しがあります(2018年8月11~12日開催のジャパンキャンサーフォーラムをもとに本記事を作成しました)。

2018年9月16日:「今、ドナーに希望を求めて~あなたの勇気が命を救う~」(神奈川)

白血病など正常な血液をつくることができない病気は、造血幹細胞移植(骨髄移植・末梢血幹細胞移植・さい帯血移植)によって多くの命が救われています。

そこで、骨髄や末梢血幹細胞を提供するボランティアドナーの重要性を知ってもらうために、神奈川県骨髄移植を考える会の主催でセミナー今、ドナーに希望を求めて~あなたの勇気が命を救う~」は、2018年9月16日に神奈川県で開催されます。

セミナーでは、骨髄移植の最新情報から今後の課題についての医療講演と、骨髄移植を経験した人と骨髄提供を経験した人が語り合うシンポジウムが予定されています。シンポジウムでは、俳優でみずからドナー経験がある木下ほうか氏も登壇する予定です。

2018年9月30日:ピンクリボンフェスティバル2018「なかまcafé♪」

乳がんで治療中のかたや、経験者のかた、サポートしている家族や友達のかたなど、ピンクリボンで結ばれた「なかま」が集う憩い場所として、ピンクリボンフェスティバル2018「なかまcafé♪」が2018年9月30日に開催されます。役に立つブースが多く出展され、ミニセミナーも予定されています。

2018年10月20日:がん経験者の音楽ライブ「第6回ドヤフェス」(東京)

がん患者さんと、これからがんになる(かもしれない)人に向けて、がんになっても夢を持ってあきらめずに元気に楽しく生きていることを伝えるための音楽ライブのイベント「第6回ドヤフェス」が2018年10月20日に東京都八王子市のMatchVoxで開催されます。

2018年10月21日:第11回ピンクリボン大阪2018女性がんの検診啓発~ピンクリボンまつりin大阪~

乳がんや子宮頸がんなど、女性に特有のがんの検診を啓発するために、「第11回ピンクリボン大阪2018女性がんの検診啓発~ピンクリボンまつりin大阪~」(主催:ピンクリボン大阪)が、2018年10月21日に大阪府泉佐野市のりんくうタウン駅周辺で開催されます。

2018年10月27日:がんフォト*がんストーリー(東京都)

「がんになっても人生は楽しめる!」をモットーに、がんと向き合う中で見つけた‘心温まる瞬間’、そこに生きるひとの想いを表した写真と、そのときに感じたストーリーをWebサイトで公開している「がんフォト*がんストーリー」が開催するイベントが、2018年10月27日に東京都台東区の上野桜木坂あたりで開催されます。 当日のイベント中に、国立がん研究センター希少がんセンターに飾るタペストリーを制作する予定です。

血液がんのセミナー:2018年10月20日(東京)、10月27日(神戸)、11月17日(名古屋)

血液がんの白血病、悪性リンパ腫、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫、がん以外の再生不良性貧血や特発性血小板減少性紫斑病などの病気や治療に関するセミナー(主催は血液情報広場・つばさ)が開催されます。

急性骨髄性白血病や慢性リンパ性白血病の最新治療に関する講演や、がん経験者による講演などが企画されているセミナーは、2018年10月20日に東京都中央区のフクラシア八重洲で開催されます。

また、白血病や骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫、リンパ腫といったさまざまな血液がんに関する公園やQ&Aなどが企画されているセミナーは兵庫県神戸市と愛知県名古屋市(2018年10月27日に兵庫医療大学講義室、11月17日に名古屋第一赤十字病院内ヶ島講堂)で、それぞれ開催されます。

2018年11月18日:東京血液がんフォーラム

リンパ腫などの血液のがんに対する治療は進歩しています。患者さんに適切な情報を届けて、納得してもらったうえで治療を受けることが大切です。そこで、患者会のグループ・ネクサス・ジャパン、国立がん研究センター中央病院、同センター希少がんセンターの共催で、「東京血液がんフォーラム」が、2018年11月18日に国立がん研究センターにて開催されます。セミナーでは、リンパ腫の病気や新しい治療薬、放射線治療、在宅医療などに関する講演が予定されています(事前申し込みが必要です)。

リレー・フォー・ライフ

がん患者さんやそのご家族を支援することで、地域においてがんと向き合って、がん征圧を目指すために、がん経験者や家族、仲間のかたが夜通し歩くリレーイベント「リレー・フォー・ライフ」が全国で開催されています。
リレーイベントは1985年に、ある医師が「がん患者は24時間、がんと向き合っている」という想いを共有し支援するために、トラックを24時間走り続けて米国対がん協会への寄付を募ったのがきっかけで生まれました。
ともに歩き、語らうことで生きる勇気と希望を生み出したいというイベントは現在、世界約30ヶ国の約6,000ヵ所で開催されています。日本では2018年は50ヶ所で開催される予定です。

公開日:2018/09/07