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赤ちゃんの泣き方の違いと、とるべき対処法とは?

赤ちゃんは、泣くことが仕事とさえ言われているぐらい泣いている時間が多くあります。もちろん赤ちゃんの泣き方には個人差があり、その泣き方はさまざまでしょう。ですが、自身の子供が普段と違う泣き方をしていたら、親としては大変心配になると思います。赤ちゃんの泣き方の違いには、一体どんな意味があるのでしょうか。また、それぞれでどのような対処をするといいのでしょうか。

赤ちゃんは、泣いてコミュニケーションをとる

生まれたばかりの赤ちゃん、特に乳児の時期は言葉を話すことができません。そのため、赤ちゃんは泣くことでコミュニケーションをとることになります。

赤ちゃんが泣いてコミュニケーションをとる時というのは、例えば、お腹がすいた、おむつを替えて欲しい、眠いなどがあります。そのほかには、具合が悪い場合です。この場合は、特に赤ちゃんの様子に気を付ける必要があるでしょう。

激しく泣く時は、発熱の可能性が

普段の様子と違って、赤ちゃんが激しく泣く場合には、赤ちゃんが発熱している可能性があります。風邪や感染症などで体調が悪くなっている場合には、普段よりも激しく泣くことが多いです。そのため、いつもより泣き方が激しいと感じた場合には一度熱を測ってみましょう。

激しく泣いたあと、一度落ち着いて静かになったあと、また激しく泣くということを繰り返すことがあります。この場合には、腸重積という病気の可能性が考えられます。腸重積は特に子供に多い疾患です。このような泣き方をするようであれば、すぐに病院に行きましょう。

お腹が張って痛い!便秘で泣いているのかも?

赤ちゃんが泣いている場合には、ほかの理由として便秘の可能性が考えられます。特に、泣いている時に吐いたりお腹が腫れていたりすることがあれば、その可能性が高いでしょう。その際には、最近の便の様子を確かめてみてください。便が固くなかったか、そもそも最近排便はあったかどうかを確かめてみましょう。

泣き声自体が普段と違うと思ったら

赤ちゃんが泣いている時に声がいつもと違ったり、出ていなかったりする場合には、声帯自体に炎症や麻痺などが起こっているかもしれません。

また、鳴き声が苦しそうな場合には、気管支炎、肺炎などの気道の炎症を起こしている可能性も考えられます。そのような場合にも、すぐに病院に行くことを強くおすすめします。

不安に思った時は、すぐに病院へ

赤ちゃんは自分の不調を言葉で伝えることができません。そのため親である自分が、普段からしっかりと赤ちゃんの訴えていることを感じ取ってあげることが大切です。それは何かの合図なのかもしれません。子供が小さな時こそ、親が見守っていることが大切なのです。

公開日:2016/08/08