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かかったら一生完治しない!?ヘルペスの予防方法

ヘルペスは感染力が強いので、直接的な接触のほかに、ウイルスがついたタオルやグラスなどからも感染することがあります。感染しないための注意点を解説します。

ヘルペスに感染しないためには?

ヘルペスとは、水ぶくれが集まった状態のことを指し、代表的なものには、単純ヘルペスウイルスによる口唇ヘルペスや性器ヘルペス、水痘・帯状疱疹ウイルスによる水ぼうそうや帯状疱疹などがあります。ヘルペスウイルスに一度感染すると、再発を繰り返しやすいため、できるならば感染を防ぎたいと思う方も多いでしょう。

感染症の予防方法としてよく知られているのが、予防接種ですが、残念ながら今のところ、単純ヘルペスへの感染を予防できるワクチンは開発されていません。このため現在の段階では、ヘルペスウイルスへの感染を防ぐには、ヘルペスウイルスを持つ人との接触に気をつけることが有効な手段となるでしょう。単純ヘルペスウイルスは感染力が強いので、直接的な接触のほかに、ウイルスがついたタオルやグラスなどからも感染することがあるので、注意が必要です。

ヘルペスに感染してしまったら…

ヘルペスは一度感染すると、体調を崩したときなどに繰り返し発症します。このようなときに有効な成分が「リジン」です。ヘルペスウイルス保持の人がリジンを飲むことで、発症の確率を減らすことができた、ということが医療センターなどで実証されています。

リジンは蕎麦や牛肉に多く含まれており、サプリメントとしても商品化されているので、試してみるのもいいでしょう。また、ビタミンCや亜鉛には皮膚の修復作用があるため、この成分をリジンと一緒に摂取すると、より予防に効果的でしょう。

反対に、ヘルペスを引き起こしやすい食べ物にはナッツ、大豆、玄米、レーズン、エビなどがあります。これらの食べ物には、ヘルペスウイルスの栄養素となるアルギニンを多く含んでいるからです。

ヘルペスのみならず多くの病気にいえることですが、十分な睡眠、バランスのとれた食事、ストレスをためない、といったことも予防には大切なことです。

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公開日:2016/03/22