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子供の病気や感染を予防するための豆知識

子供っていろんなところから病気をもらってきてしまいますよね。高熱を出して苦しそうにしていたりすると、心配になってしまいます。病気になってから治療するのは、親も子供も大変。ぜひ予防をして、子供を病気から守ってあげましょう。

予防で子供を病気から守ろう!

子供っていろんなところから病気をもらってきてしまいますよね。高熱を出して苦しそうにしていたりすると、心配になってしまいます。病気になってから治療するのは、親も子供も大変。ぜひ予防をして、子供を病気から守ってあげましょう。

ここでは、子供の病気の予防方法についてご紹介します。毎日の生活の中でできる簡単な予防方法から、病院で受ける予防接種まで、知識を身につけておきましょう。

病原体の侵入を防ぎ、健康な体を保つ

子供の病気の中で多いのは、病原体に感染して発症する感染症。いわゆる「病気をもらってくる」状態です。感染症は、病原体が体内に入り込み、その体の状態によって発症するものです。反対にいえば、「病原体を体の中に入れない」、「体の状態をよくして発症を防ぐ」ことで、感染症は防ぐことができるということです。

感染症の原因となる病原体は、ウイルスと細菌です。このウイルスと細菌が体の中に入り込むには、飛沫感染、空気感染、接触感染、経口感染といった経路があります。このため、まずこの感染経路を絶つことが予防の大切な一歩となるわけです。

感染経路を絶つ方法のひとつが「手を洗うこと」。とても簡単なことのようですが、しっかりとできれば効果も高まります。

子供に「手を洗ってきなさい」といっても、あっと言う間に戻ってきて「本当に洗ったのかな?」なんていうことありませんか?これでは効果も半減。薬用せっけんや消毒薬で、手のひら、甲、指の間、指先、手首までをしっかりと洗うように、教えてあげましょう。

また、飛沫感染や空気感染を防ぐにはマスクやうがいも有効です。

そして、もし病原体が体の中に入ってしまっても、体に抵抗力があれば発症を防ぐことができます。抵抗力をつけるためには、普段から規則正しい生活を送る、適切な運動をする、といったことの他に、予防接種を受ける、という方法があります。

それでは、次にこの予防接種についてご紹介しましょう。

予防接種のタイミング

予防接種は、これを受けることで子供を病気から守ることができる大切な手段で、法律に基づいて市町村が実施する定期予防接種と、保護者が選択して受ける任意接種があります。

予防接種には、ヒブ、四種混合、BCG、MR、ロタウイルス、インフルエンザなど多くの種類があり、それぞれ接種する回数なども違います。予防接種のスケジュールをかかりつけ医と相談しておくと、接種のタイミングを逃すこともないですね。

また、予防接種を受けるときは子供の体調に注意をしましょう。体調が悪いときには予定していたタイミングでも無理をせず、次の機会に受けるようにしましょう。少しでも心配に思うことがあれば、医師に相談してくださいね。

公開日:2016/02/29