顔や体はマメにケアするのに、足はボロボロ…なんてことはないだろうか?よく見てみると、かかとはガサガサ、タコやウオノメができている、巻き爪が痛むなど、足にはトラブルがいっぱいだ。
実はこうしたものの多くは、靴の選び方 に問題があると言われている。足の一部に強い負担がかかるとそこが角質化しやすく、そのままにしておくとタコやウオノメ、巻き爪の原因にもなる。また、足に合わない靴を履き続けることで、骨格がゆがんでしまうなんてことも。
これからの季節はサンダルやミュールでおしゃれを楽しみたいという人も多いだろう。しかし、せっかくのおしゃれも、そこから覗く爪やかかとの手入れがおろそかでは台無しだ。人がうらやむような魅せ足には、キレイな爪とツルツルなかかとが欠かせない。正しいケアで本物の美脚を目指そう!
足浴などでやわらかくしてから、綿棒などでよく汚れを落とし、専用のリムーバーを塗る。専用のニッパーであま皮やささくれなどを取り除く。傷をつけてしまうと、そこからバイ菌が入るのでやさしくていねいに。
爪の切り方と、足に合わない靴を履いていることが原因となって起こる。爪は丸く切ったり、深爪をしないことが大切。横にまっすぐ切る(スクエアオフ)ことで、指の肉に爪が埋もれるのを防ぐことができる。爪切りではうまく切れないという人は、ヤスリで削るとよい。
足浴などでよく温めてから、尿素入りのクリームやワセリンを軽くマッサージしながらかかとに塗ることでやわらかくなり、乾燥を防ぐことができる。
とくにヒールの高い靴やミュールなどを履いていると、足の指の背、指と指の間や、指のつけ根(とくに人差し指と中指の間)にタコやウオノメができやすくなる。また先の細いものでは、小指の外側にタコやウオノメができやすく、小指の変形にも注意が必要になる。
足の裏や指が靴にあたることで角質化した状態のこと。慢性化すると白くカサカサになる。
角質化したところの中央に硬い芯ができてしまい、皮膚の真皮へと入り込んでしまった状態。神経を刺激してしまうので、痛みが出てくる。
足に合わない靴を履きつづけていると、足のアーチを支えるじん帯が伸びたり緩んだりしてしまい、アーチが崩れてしまう。とくに親指のつけ根から小指のつけ根にかけてのアーチが崩れる「開張足」になってしまうと、タコやウオノメができやすくなる。
フットケアは毎日続けてこそトラブルの予防になる。ベストは入浴時に足の間をよく洗うこと、そして爪の周りをよく泡立てた爪ブラシで洗い、汚れや古い角質、あま皮を取り除くことだ。しかし夏場は毎日シャワーで過ごしてしまうという人も多いだろう。そんな人におすすめなのは、乾燥したかかとにうるおいを与えたり、靴があたっている場所が赤くなったり硬くなりかけているようなタコやウオノメの初期症状の改善に有効な「足浴」だ。足を清潔に保つこともできるので、最近若い女性に増えているという水虫の治療薬をつける前にもぜひ取り入れたい。
とくに女性の場合は、夏場でも冷えがある人が多いといわれている。冷えがあると血行が悪くなり、皮膚が角質化しやすくなるので、暑い時期こそ足浴でしっかり温まろう。
足浴をした後はタオルでよく水分をふき取って、足全体を尿素入りのクリームやアロマオイルなどをたっぷり塗ってマッサージしよう。とくにタコやウオノメが気になるところや、かかとは入念に。足浴で温まったところにマッサージが加われば、血行はさらに促進され、冷房によって水分が奪われることによる乾燥も防ぐことができる。就寝前に行えば、マッサージによるリラックス効果で、寝苦しい夏場でも安眠できるので、一石二鳥だ。