健康のためになにか運動をしていますか?ウォーキングやスイミングをしている人もいますが、たまにはサイクリングはいかがでしょうか?自転車に乗ることで高血圧や糖尿病などの生活習慣病を予防したり、ストレスを解消したりできます。
自転車といえば、「買物に利用する程度」という人が多いそうだ。しかし、「そういえば、最近乗ってないな~」という人も、「毎日、自転車で通勤している」という人も、自転車がエクササイズになるということをご存知だろうか。
自転車に乗るためには、自分でペダルをこがなければならない。これが、「有酸素運動」になるのだ。
有酸素運動の代表といえば、ウォーキングが挙げられるが、じつはサイクリングも負けてはいない。
ちなみに、アメリカでは1970年代に入ってから爆発的なサイクリング・ブームが起きた。これは、当時の大統領アイゼンハワーが心筋梗塞の手術をしたあと、手術後は絶対安静という常識を破って自転車でのリハビリテーションを行い、大成功したからだ。
1972年春当時には自転車が店先からなくなってしまい、さらに年内生産分がすべて売約済みになったとか!
たかがサイクリング、されどサイクリング。どんなことでも三日坊主なら効果は期待できないが、続けられればそれなりの健康効果が得られる。
ここで、サイクリングの優れている点を挙げてみよう。
高血圧は、血圧が高くなる病気。でも、自覚症状がないままに進行し、気が付いた時には脳卒中や心不全などの発作を起こしかねない。また、血液中のコレステロールが適正値より増え過ぎ、血管壁にコレステロールが沈着して起こる動脈硬化や血液中の糖が増加して起こる糖尿病など、数々の生活習慣病の治療には運動療法が行なわれる。
サイクリングは心臓への負担が少なく、肥満の人や高齢の人でも無理なく運動ができる、有酸素運動のひとつである。適度な体重をキープするために、もってこいなのだ!
現代人と切っても切り離せないストレス。日々、イライラしたまま解消できずに過ごしていると、胃潰瘍や不眠症をはじめとするさまざまな病気にかかる可能性もある。
この誰もが感じているストレスを上手に解消できるかどうかが、健康でいられるかどうかの鍵を握っているといっても過言ではないのだ。
そのストレスの解消法のひとつに試して欲しいのがサイクリング。走ることで気分転換でき、さらに日頃のストレス度もだんだん低くなっていった、という調査もあるほどだ。
自転車に乗って何気なくペダルをこぐ。この動作は、大脳からの司令によって行われている。また、大脳は足の回転運動によって逆に刺激を受けて活性化する。
さらに、自転車に乗る時には筋肉や神経が連携プレーをしながらバランスを取って乗っているのだ。
このバランス感覚は年をとるほど低下していき、60歳を過ぎるとがたっと衰えてしまう。若さを保ち、脳を活性化させるためにも、短時間でも継続してサイクリングを続けよう!