疾患・特集

足にあった靴、履いていますか?靴選びのポイント

デザインや価格で選んでしまいがちな靴。でも、本当に履きやすい、自分の足に合ったものを選びたいものですね。靴を選ぶときのポイントをご紹介します。

靴を買う時は、このサイズをはかろう

デザインや価格で選んでしまいがちな靴。でも、本当に履きやすい、自分の足に合ったものを選びたいものだ。そのためのポイントを挙げてみた。

靴選びのポイント

靴選びのポイント

  • ●足は縦幅(足の長さ)と横幅(足の回り)をはかる。縦幅は靴のサイズ、横幅はE、EEなどのアルファベットで表されるサイズのこと。日本と外国では、同じ表示でも大きさが違うことがあるので要注意。
  • ●履いた時、つま先にゆとりがある。ただし、大きすぎるものは歩くとかかとが脱げてしまい、足の先に力が入りすぎて親指の爪が皮膚に入り込んでしまうこともあるので、大きすぎないようにすること。
  • ●靴底に適当なクッションがあること
  • ●土踏まずのくぼみが合っていること

靴屋に行く前に、素足を紙の上にのせて型をとり、それを切り取って靴に入れてみてフィットするものを選ぶ、という手もある。
「そこまでするのは、ちょっと恥ずかしい…」という方は、靴の専門店や大きな百貨店の靴売り場には「シューフィッター」という靴選びの専門家がいるはずなので、相談してみよう。

足に合わない靴はパッドで調整

せっかく気に入って買ったのに、足に合わなくなってしまった靴はない?
魚の目やタコなどができたり、外反母趾になったりするのは靴が合っていない証拠だ。かといって、買い直すのももったいない…、というときには中敷やパッドを使って調整しよう。
靴の履き心地をアップさせるだけでなく、靴の欠陥部分を改良し、足の痛みや魚の目、タコなどの病変部を減圧することができるのだ。
パッドにはかなり種類があり、間違ったものを選ぶと足や体の部位を痛める原因になるので、医師やシューフィッターなどの専門家に相談すること。

家に帰ったら足の体操で、外反母趾や変形の予防

軽度の外反母趾の痛みを和らげたり、足の変形を予防するために、家に帰ったら足の体操をしよう。
もちろん、入浴後のリラックスした時でもOK。自分で足の指がほぐれたと感じるまでやってみよう。

足の指でものをつかむ

  • ●足の指でものをつかむ
    タオルやハンカチなどの柔らかいものを足の指でつかみ、拾っては離す。これを左右繰り返す。
  • ●足ジャンケン
    ぎゅっと握ってグー、親指と人差し指を開いてチョキ、全部の指を開いてパー。この足ジャンケンを最初はゆっくり、慣れてきたらパッパッとリズミカルに繰り返そう。
  • ●つま先立ちやかかと立ち
    まっすぐに立ち、まずつま先立ちをする。足の指の腹で立つようにすると、指がぐっと曲がる。次に、つま先を上げてかかとで立つ。ふらつくようなら壁や椅子につかまって行うこと。足の筋を鍛えれば、健康促進になる。
公開日:2002年1月21日