ストレスに対する適応能力の差が、心身への影響の差となって現れます。では、ストレスに対する適応能力が欠けやすいのはどのような人なのでしょうか。ストレスが溜まっていると感じたときのストレス解消法もご紹介します。
日常で経験するストレスは大別すると、外部的ストレッサーと内部的ストレッサーに分けることができる。
これらのひずみは、現代社会では避けることができないものばかり。実際、20歳以上の3,000人を対象に精神疲労やストレスの実感を調査したところ、全体の55%の人がストレス状態を感じているよう。
ただ、これだけの人がストレスを感じていても、ほとんどストレスを感じていない人もいる。同じストレスを受けても、ストレスと感じる人もいれば感じない人もいるのだ。
つまり、ストレスそのものが悪いわけではなく、ストレスに対する適応能力の差が、心身への影響の差となって現れるのだ、と言われている。
あなたの適応能力はさて、どう?
ストレスに対する適応能力が欠けやすい人は主に次のような性格に多いと言われている。
ストレスに負けやすいタイプで最も多いのがこのタイプ。まじめで几帳面な人は、何事にも完璧を求めてしまい適当なところで妥協することがない。責任感や正義感は強いが、かえって精神的に緊張することが多く、ストレスを感じることも多い。
このタイプは、いやなことはいやと言えず、自分の意志とは違う方向に事が進んでしまい、あとで後悔したり悩んだりしてしまう。その状態がだんだん蓄積してストレスが溜まる。
このタイプは、どんなことでも他人のミスが許せず、頭ごなしに否定してしまう。つねにカッカとすることが多く、その怒りがストレッサーとなってストレス状態を引き起こす。
つねになにか不安に思っていたり、取り越し苦労の多い人は、心の休まる暇がなく、その不安がストレッサーとなる。
自分の性格は簡単に変えられるものではない。が、ストレスは心身ともに悪影響を与えるもと。
急に性格を変えるのは難しくても、考え方を少し変えるなどして、心や体をストレスから癒すようにしよう。
さて、ストレスが溜まっていると感じたとき、どのように解消しているだろうか。
自分なりの趣味や解消法があればそれでいいのだが、解消法が見つからない人や、時間がなくてなかなかできない、なんて嘆いている人に、ちょっとした解消法をご紹介。