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しつこい肩こりとサヨナラしよう!肩こり解消法

肩こりがひどい場合、病院や治療院では、どんな治療をしてもらえるのでしょうか?また、自分でできる肩こり解消法として、ストレッチやツボ押しをご紹介します。

肩こり解消法:病院、治療院編

病院、治療院

肩こりがひどく、自分ではどうしようもない場合、病院や治療院でお世話になるだろう。実際、どんな治療をしてもらえるのだろうか。主なものを挙げてみた。
肩こりの治療には、西洋医学・東洋医学どちらもあるが、ほかの病気に比べ東洋医学での治療法も多いよう。また、どの治療法が効くのかは、その人その人まちまちである。

  • ●薬、注射
    痛みがひどい場合には、鎮痛剤や消炎剤などを用いて、痛みを和らげたり、感じなくさせたりする。また、肩に注射をして痛みを和らげる場合もある。
  • ●電気療法や温熱療法
    低周波の電流や電磁波を用いて筋肉を収縮させてほぐし、血行をよくする方法が電気療法。一方、遠赤外線などを当てて温めることで血行をよくするのが温熱療法。
  • ●マッサージ、指圧
    体の筋肉をほぐし、血行をよくして疲労物質を流し出すもの。家庭でも手軽にできるが、プロにやってもらうとまた違う。鍼灸によるツボ刺激もある。

肩こり解消法:ストレッチ編

肩こりは自分でも解消できる。そのひとつがストレッチだ。仕事中も同じ姿勢を続けないで、合間にでもたまにストレッチを行うと、肩こり解消&予防になる。首をぐるぐる回したり、肩を上げ下げするのも効果的。
また、長い目で見るなら、ダンベル体操などで筋力を鍛えたり、腕をよく動かす水泳などをすると、肩こりになりにくい体になる。

ストレッチならこんなものを

ストレッチ

  • 頭の後ろで手と手をつないで上へひっぱって伸ばす。
  • 両手を組んでおでこにあて、おでこを後ろに押す。同時に首を前に曲げるように力を入れ、ゆっくり5つ数える。次に組んだ両手を頭の後ろに当てて、逆向きに力を入れ合う。
  • 右手を頭の右側に当て、手に力を入れると同時に頭を右に倒そうとしながら、ゆっくり5つ数える。左側も同様に行う。

番外編:目が疲れてくると肩こりの原因に。そこで、目の疲れを取るために、目をぎゅっと閉じたり、目の玉をぐるぐる動かしてみるとよい。目頭や目尻を押さえても。

肩こり解消法:ツボ押し編

肩こりに効くツボは、肩から背中にかけてある。ひとりでは届かないところも多いので、誰かツボを押してくれる人を探そう。

肩こりに効くツボ

  • ●天柱(てんちゅう)
    首の後ろ、髪の生えぎわにある、2本の太い筋肉の外側のくぼみ。両手で、頭を後ろから抱え込むようにし、親指でツボを刺激する。首のこりがほぐれる。
  • ●肩井(けんせい)
    後ろ首の根もとと肩先の中間のところ。自分で押すのはちょっと難しいかも。ツボ仲間にやってもらうときは、後ろに立って肩をつかむようにして、親指で強めにもみ押してもらうといい。
    近くにある曲垣(きょくえん)肩中ゆ(けんちゅうゆ)も指圧し、周囲を手のひらで押してなでるようにすると、さらに効果的。
公開日:2001年12月10日