とくに子供の肥満の原因となるのが、食生活です。食生活のポイントは、洋食中心のメニューを和食に代えることです。そして、間食の取りかたに注意しましょう。
子供がいる家庭でよく作られるメニューは「オカアサンハヤスメ」だといわれている。これを、「おかあさんだいすき」のメニューに代えてみよう。「おかあさんだいすき」のメニューは和食中心。洋食メニューには魚がまったくなく、食物繊維も少なめだ。和食のよさを見なおして、食事に取り入れよう!
子供は必要とするエネルギーの量が多く、エネルギー補給のためには、三度の食事以外におやつが必要である。でも、スナック類やインスタント食品は、糖分や脂肪分が多く、避けたほうがいいおやつだ。
カルシウムやビタミン類が補えるようなもので、低カロリーのものを与えたい。
おやつは子供にとって楽しい時間。しかし、食べ方を間違えれば肥満のもとなので、ご注意を!
1日に必要なエネルギーの10~15%程度にすること。
年齢(歳) | 男 | 女 |
---|---|---|
6~8 | 1,900 | 1,700 |
9~11 | 2,250 | 2,050 |
12~14 | 2,550 | 2,300 |
15~17 | 2,750 | 2,200 |
※生活活動強度がIII(適度)の場合(厚生労働省の発表より)
だれと一緒に食べましたか?
NHKの調査によれば、1人、または子供だけで朝食を食べているケースは、約38%、夕食は約16%。朝食も夕食も1人または子供だけという場合は、約10%だという。
また、肥満大学生を対象に行った調査でも、太っている人ほどひとりで食べている割合が多い。
大人の事情もいろいろあるが、情操教育の場でもある食事を、もう一度みなおしてみては?