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これでばっちり!ジメジメ梅雨の危険予防法

ダニの予防はカビの予防に通じるものがあります。基本的には、掃除をしっかりし、乾燥・除湿をすることが大切。また、食中毒の基本は「増やさない、付けない」ことです。

ダニ退治の基本は「カビ退治」

ダニ退治には、カビ退治に共通するところがたくさんあります。
基本的には、掃除をしっかりし、乾燥・除湿をすることです。

ダニを退治するには?

その1
乾燥・除湿
ダニは、部屋の相対湿度が55%以下であれば、たとえ温度が20℃以上あっても生息できない。そこで、晴れた日に窓や戸を開けたり、除湿機を置くなどして、乾燥・除湿をする。雨の日に洗濯物を室内で干すのはやめよう。
その2
加熱
カビと同様に、畳のダニ退治は、天日干しがいちばん。重労働かもしれないが、これをするのとしないのでは大違い。とくに、7月の梅雨明け1週間後くらいからの快晴の日(気温30℃以上)、しかも少し風があるときが最高。
その3
薬剤
ダニ駆除剤には、主に煙を出す燻煙式薬剤と、針を差し込む注入式薬剤がある。ただし、燻煙式では、畳内部に入りこんだダニには届きにくく、注入式では効果が注入部分とその周辺に限られてしまうため、どちらも一長一短がある。

ベッドと布団、どちらがダニは少ない?

畳の上に布団を敷いて寝る場合と、ベッドで寝る場合。はたして、どちらがダニは少ないと思いますか? 結論からいうと、床に直接布団を敷く場合に比べれば、一般的にベッドのほうが畳などから移行してくるダニが少ないと考えられています。

ただし、その部屋や寝具類の環境で大きく左右されるため、ベッドだからといって油断はできません。床に布団を敷く場合には、毎日布団を上げて床を掃除し、布団も天日干しすることができますが、ベッドの場合は、布団は干せてもマットレスを干すことがなかなかできないため、マットレスにダニが集中することがあります。

特に、ベッドの縁のほうは、フケやほこりが溜まりやすく、ダニが繁殖しやすい場所になっています。

食中毒予防の基本は「付けない、増やさない」

とにかくこの時期気をつけたい食中毒。そのための方法を以下ご紹介します。

買ったものはすぐに冷蔵庫に

冷蔵庫

  • 手を洗う。当たり前だが清潔を保つのは大切なこと
  • 鮮度の良いものを選ぶ
  • 買ったものは家にすぐに持ちかえり、すぐに冷蔵・冷凍をすること
  • 冷蔵・冷凍庫には詰め込み過ぎない。詰め込み過ぎると庫内の温度が上がってしまう
  • 調理に使う器具はまめに洗う。二次感染を防ぐ大切なポイント
  • 作りおきはあまりせず、食べる分だけを作るようにする

作りおきした惣菜などは、思い切って捨てることも食中毒予防のひとつです。もったいないかもしれませんが、その判断が食中毒を食い止めることもあるのです。

公開日:2015年7月21日