「頭痛で病院に行くなんて」と思いがちですが、重大な病気があって頭痛が起こっていることもあるので注意が必要です。片頭痛や群発頭痛は薬物療法に頼るところが大きいものの、緊張型頭痛の場合は、体操やツボ療法などで痛みを和らげることができるようです。
「頭痛くらいで病院なんか行ってられない!」という人が多い。しかし、なかには重大な病気があって頭痛が起こっている場合がある。その危険信号を見逃して、大変なことにならないよう、注意が必要だ。
なにかの病気による頭痛の場合は、もとの病気が治ってしまえば頭痛も治るが、片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛などの「頭痛持ち」の頭痛の場合は、そう簡単にはいかない。特に、片頭痛は遺伝的要素が大きく関係しているため、完全に治すことは難しい。 そこで、「いかに頭痛が出にくいようにするか」「頭痛が出てしまったらどうするか」がポイントだ。
片頭痛や群発頭痛は薬物療法に頼るところが大きいが、緊張型頭痛の場合は、体操やツボ療法などでかなり痛みを和らげることができる。
緊張型頭痛は、主に首の後ろ側の筋肉がこるのが原因。そこで、その筋肉の血流をよくして筋肉に溜まった老廃物を除去すると、頭痛が和らぐ。
さらに、緊張型頭痛を回避するために首の筋力をアップさせて簡単には「こり「が起こらないようにしよう。
緊張型頭痛に有効なツボは首の後ろにある。とくに頭痛、肩こり、目の疲れに効くツボは天柱。
後頭部の一番でっぱったところから指2本分ほど外側にある。中指が天柱のツボにあたるように、両手の4本指を置き、数分間4本指を動かす。