口臭を防ぐためには、まず「歯磨き上手」になることです。正しい歯磨きのポイントをはじめ、自分でできる口臭予防法をご紹介します。
まずはこれに限る。みがき残しがあるようでは、歯垢が培養され、口臭の原因になってしまう。
歯垢が残りやすいのは歯と歯の間や歯と歯茎の間などだ。隙間をきちんとみがくための方法をご紹介。
歯と歯肉の境目に向けて、歯ブラシを45°に当てて、軽く振動させる。このとき、歯ブラシは細かく振動させる。
殺菌・消毒を主とした「うがい液」と口臭を消すための「マスキング剤」とがある。外出先や忙しい時など、歯磨きができないときに役立つ。また、ガムでも代用OK。
慣れないうちは気持ち悪いが、慣れてくると意外と気持ちがいい。できれば、朝起きたときにやってみよう。
タオルをかぶせた手で舌をつまむようにして引き出し、固定する。あいているほうの手の人差し指にタオルをかけ、舌の奥から舌先に向けて3~4回こする。片方が終わったら、もう片方も同じようにみがく。
レモン、梅干などの酸性の食品、緑茶、コーヒー、紅茶などは口臭を消してくれる。また、繊維質の多い食べ物(セロリ、レタスなど)は、口の中の食べカスを取り除く効果あり。
それでも気になる人は、歯科、口腔外科などの専門医に行くことをおすすめする。専門の薬物療法による治療法もあるので、相談してみること。
最近は、口臭がないのに「自分は臭い」と思いこんで悩んでいる人が急増している。実際、病院に通って検査をしてもらって、臭わないと診断されたにも関わらず、まだ「自分は臭う」と思いこんでいる人がいるそうだ。とくに、神経質で几帳面、思いこみが激しい性格の場合には、要注意。
このように、口臭には神経症が絡んでいる場合もあるので、悩んでいる人は一度、専門医を訪れてみてはどうだろうか。