疾患・特集

気になる口臭、もう悩まない!自分でできる口臭予防法

口臭を防ぐためには、まず「歯磨き上手」になることです。正しい歯磨きのポイントをはじめ、自分でできる口臭予防法をご紹介します。

口臭を防ぐための方法

歯磨きが上手にできなければ、口臭は解決しない!

まずはこれに限る。みがき残しがあるようでは、歯垢が培養され、口臭の原因になってしまう。

■正しい歯磨きのポイント

  • よい歯ブラシを選ぶ
    毛先の長すぎない、密でないもの。ナイロンや剛性樹脂のものがいい。
  • しっかり丁寧に磨く
    歯の磨き方にもいろいろ方法があるが、ローリング法やバス法などで丁寧にみがくこと。

歯垢が残りやすいのは歯と歯の間や歯と歯茎の間などだ。隙間をきちんとみがくための方法をご紹介。

■ローリング法

ローリング法

  • 歯肉にブラシを当て、歯の方向にこすりつけるように動かす。
  • 歯ブラシの横腹で、歯肉を圧迫する。
  • 歯肉を圧迫した歯ブラシの毛先が歯の面をこするように回転させる。

■バス法

バス法

歯と歯肉の境目に向けて、歯ブラシを45°に当てて、軽く振動させる。このとき、歯ブラシは細かく振動させる。

いざという時には市販のデオドラントが頼りになる!

殺菌・消毒を主とした「うがい液」口臭を消すための「マスキング剤」とがある。外出先や忙しい時など、歯磨きができないときに役立つ。また、ガムでも代用OK。

舌苔を取ろう

慣れないうちは気持ち悪いが、慣れてくると意外と気持ちがいい。できれば、朝起きたときにやってみよう。

■舌苔のとり方

舌苔のとり方

タオルをかぶせた手で舌をつまむようにして引き出し、固定する。あいているほうの手の人差し指にタオルをかけ、舌の奥から舌先に向けて3~4回こする。片方が終わったら、もう片方も同じようにみがく。

においをとる食べ物を覚えておこう

レモン、梅干などの酸性の食品、緑茶、コーヒー、紅茶などは口臭を消してくれる。また、繊維質の多い食べ物(セロリ、レタスなど)は、口の中の食べカスを取り除く効果あり。

きつい悪臭には薬物療法もある

それでも気になる人は、歯科、口腔外科などの専門医に行くことをおすすめする。専門の薬物療法による治療法もあるので、相談してみること。

口臭の気にしすぎに注意!

最近は、口臭がないのに「自分は臭い」と思いこんで悩んでいる人が急増している。実際、病院に通って検査をしてもらって、臭わないと診断されたにも関わらず、まだ「自分は臭う」と思いこんでいる人がいるそうだ。とくに、神経質で几帳面、思いこみが激しい性格の場合には、要注意。
このように、口臭には神経症が絡んでいる場合もあるので、悩んでいる人は一度、専門医を訪れてみてはどうだろうか。

公開日:2001年1月22日