腰痛は急に起こることが多く、突然激痛を感じたら、まず安静にすることが大事です。たいていは1週間もすれば痛みはひいて行きますが、それでもひかない場合にはなんらかの病気になっていることがあるので、専門医にかかりましょう。
ギクッと腰に激痛が走ったら、まずは安静にすることです。ソファなどの柔らかいものは避け、固い布団の上で、えびのような体勢で横になります。あお向けに寝る場合には、ひざの下に枕をいれましょう。さらしなどで腰と腹を固定します。
2~3日は安静にし、痛みがひどい場合には、痛み止めを服用してもいいでしょう。日常生活では重い物を持ったり、中腰になることを避けるようにします。
1週間以上たっても、痛みがひかない場合には、整形外科などの専門医に相談するようにしましょう。
階段途中やオフィスで突然ギクッとなったら、周囲の目は気にせず横になる場所を探しましょう。なるべくなら、ベンチのように固い場所でえびのような姿勢をとります。
ただし、横になれる場所がなければ、寄りかかることのできる壁などを探し、腰を少し曲げて押し付けるとかなり楽になります。
痛みが少し治まったら、カニのように横歩きし、お腹に力を入れてゆっくりと歩きます。タクシーなどで帰宅するときには、ひざをかかえてうずくまるような体勢で乗るとよいでしょう。