冷やしすぎによる体調不良は事前の対策でかなり防ぐことができます。当たり前のようですが、寒いと感じたら、まずは体を温めることが肝心です。温める方法にはいくつかあります。
寒いと感じているなら我慢することはありません。上着やカーディガンなどの服を着ましょう。また、ひざ掛けでもかなり温かいです。必ずしも服を持っているとは限らないのなら、大きめのスカーフを1枚持ち歩くように心がけましょう。汗をかいたままの状態で涼しい場所にいると体が冷えやすいので、汗かきの人は下着類の着替えを用意するのもいいです。とくにダイエットしたい人は、体が冷えているのに我慢していると、体力を温存するために必要以上の脂肪を蓄えようとするので、やめたほうがいいでしょう。
これも手っ取り早く温める方法です。夏場はついついシャワーで手軽に済ませがちですが、やっぱりお風呂に入ったほうがいいです。
少しぬるめ(38℃~40℃くらい)のお湯にゆっくり入ります。半身浴(胸から下だけ入る)で20~30分入るともっと効果的です。体の芯から温まります。
そもそも冷え性になりにくい、温まりやすい体を作ることが大切です。それには、適度な運動やマッサージが必要です。
冷え性改善に運動が役立つ理由は次の3つです。
一番おすすめなのは、気軽にできるウォーキングです。最初は1日20分くらいから始めてみましょう。通勤時に一駅分歩いてみたりするのもいいでしょう。
体を温める栄養素にはタンパク質や糖質などがありますが、ビタミンEも効果的です。ビタミンEは血液の流れを良くするはたらきがあり、手足の先まで血の巡りがよくなれば、体は温まります。
反対に、体を冷やす食べ物もあるので、冷え性の人は注意をしましょう。生野菜サラダなどは体を冷やす食べ物を多く使っていることがあるので、食べる時は火を通して食べましょう。
かぼちゃ、ねぎ、にら、にんじん、小松菜、ピーマン、みょうが、とうがらし、にんにく、えび、いわし、もち米、など
セロリ、とうがん、白菜、きゅうり、なす、あさり、など