栄養価を考えると、「土用の丑の日」に夏バテ防止としてこの時期にうなぎを食べるのには意味があります。ぜひ、うなぎを食べましょう。うなぎを使った料理を紹介します。
「土用の丑の日」とは、江戸時代に平賀源内がうなぎ屋を繁盛させるために、「うなぎ」とおなじ「う」がつく「うし」の日にうなぎを食べようと宣伝したのが始まりと言われています。でも、栄養価を考えると、夏バテ防止としてこの時期にうなぎを食べるのには意味があるのです。ぜひ、うなぎを食べましょう!
うなぎといえば、家庭で食べるより、外で食べることのほうが多いようです。街角であの香ばしいにおいを嗅ぐとついふらっと立ち寄りたくなるものです。うな丼にして食べることが多い食べ物ではありますが、ここではそれ以外の料理法を紹介しましょう。
簡単にできてしかも主菜にもなるこの一品。好みでねぎなどを加えてもいいでしょう。
■材料(4人分)
うなぎの蒲焼串1本、たまご2個、ごぼう1本、三つ葉適量、だし汁1/4カップ、砂糖大さじ2、しょうゆ小さじ1/2
■作り方
野菜を一緒にとるなら、緑黄色野菜のかぼちゃを。粉山椒に含まれるピリリとした辛味や柑橘系の香りでうなぎの脂っこさや臭いが消されて食欲増進につながります。
■材料(4人分)
うなぎの蒲焼串2本分、かぼちゃ1/4個、さやえんどう10枚、粉山椒少々、しょうゆ大さじ1、酒大さじ2、みりん大さじ3
■作り方
電子レンジで10分でできる簡単なお惣菜です。加熱時間は様子を見ながら加減しましょう。
■材料(4人分)
うなぎの蒲焼串2本、木綿豆腐2丁、蒲焼についているたれ、だし汁1カップ、片栗粉小さじ1、しょうがのすりおろし少々、万能ねぎの小口切り少々
■作り方
ふつうのうなぎに比べて3倍もビタミンAを含むのが肝です(肝100gにはビタミンAが15,000IU含まれる)。肝1個は約5g程度。つまり、肝1個にはビタミンAが約750IU含まれています。肝吸いの栄養もあなどれないものです。
ただし、ビタミンAは体内に蓄積されるため、摂りすぎには注意が必要です。とくに妊婦はビタミンAが欠乏しても過剰でも奇形児出産の可能性があるので注意しましょう(妊娠中及び授乳中の許容量は、10,000IU/日。例えば、うなぎの蒲焼き200gで10,000IUとなります)。