監修:メディカルケアコート・クリニック院長 小阪憲司 先生 (横浜市立大学名誉教授)
認知症の症状というと、「もの忘れ」などの記憶障害を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、レビー小体型認知症では、初期にはもの忘れそのものは目立たないことや、もの忘れよりも前に別の症状が現れることが多くあります。 レビー小体型認知症の症状には、次のような特徴があります。次の症状のうち2つ以上に当てはまる人は、レビー小体型認知症の可能性が非常に高いです。
現実感のある幻が現れます。以下のようにとても具体的であることが特徴です。
日によって、または一日の中でも時間帯によって、記憶力や注意力、集中力の状態が変動します。
手先の作業が不器用になる、動きが鈍くなる、歩きにくくなるなどの症状が見られます。
そのほかに、以下の症状がある方もレビー小体型認知症の可能性があります。以下の症状がある場合は、注意深く患者さんの状況を確認して見てください。