疾患・特集

関節リウマチの薬とは?

関節リウマチ 治療薬の種類

関節リウマチの薬

これまで、関節リウマチにより骨や関節が破壊されるスピードは、発症直後が遅く、年月が経つにつれて早くなると考えられていた。また、関節リウマチになっても寿命には影響しないと認識されていた。そのため、薬物療法でも、副作用の少ない薬から使い始め、治療効果が得られなければ強い薬へと段階的に変更していたのだ。

しかし、近年、関節が破壊されるスピードは発症後3年~4年の間が早いことや、関節リウマチになると平均寿命が10年近く短くなることが分かった。このことから、関節リウマチと診断された段階で、高い治療効果を期待できる抗リウマチ薬を中心とした薬物治療をなるべく早く行うことが勧められるようになった。

さらに、最新の治療薬として数種類の生物学的製剤が開発され、日本でも2004年以降に認可されるようになった。これにより、痛みや腫れをやわらげることを目的としていた治療から、骨や関節の破壊を防ぐ治療へ、さらに骨や関節の破壊を修復し、治すことを目的とした治療へと移り変わってきたのだ。

関節リウマチ 治療薬の種類

公開日:2009年7月13日