疾患・特集

治験に関する意識調査結果

新しい薬を世に送り出すために必要な治験。healthクリックでは、ユーザーのみなさんに「治験に関する意識調査」を実施した。期間中にいただいた227名の回答を一挙公開!

Q. 治験を知っていますか?

グラフ:治験を知っていますか?

「治験を知っていますか?」という問いに対し、「少し知っている」(63%)がもっとも多く、「詳しく知っている」(19%)を含めると、治験についてある程度の知識を持っていると思われる人は8割を超えた。「あまり知らない」(13%)も含めると、「治験」という言葉を知っている人は95%に達することが分かる。

Q. 治験について知っている方は、どこから情報を得ましたか?

グラフ:治験について知っている方は、どこから情報を得ましたか?

治験に関する情報の入手源を聞いたところ、「インターネット」(49%)」がもっとも多く、「新聞やチラシ」(21%)、「家族や知人」(10%)、「医師や看護師」(9%)と続いた。
年代別に詳細を見ると、「新聞やチラシ」が60代で35%、70代では50%と他の年代に比べやや高い結果となった。
また、性別で見ると、「新聞やチラシ」は男性全体で29%、女性全体で15%と男性の方が多く、倍近い開きが見られた。

Q. 治験に対するイメージとしてあてはまるものはどれですか?(複数回答可)

グラフ:治験に対するイメージとしてあてはまるものはどれですか?

治験に対するイメージとしてあてはまるものを聞いたところ、1位「効果、副作用などがはっきりしない薬を服用する」(142人)、2位「新しく有効な治療薬を世に出すという社会貢献が出来る」(139人)、3位「指示された通りに服用し、定期的に病院へ行く必要がある」(138人)、4位「新しい治療法を受けることができる」(131人)と続く。
治験のメリット、デメリットのどちらかに偏ることなく、僅差で並ぶ結果となった。

Q. 治験に参加したことはありますか?

グラフ:治験に参加したことはありますか?

「治験に参加したことがある」と回答したのは221人(有効回答数)中11人で、疾患名では高血圧、過敏性大腸炎、血栓改善薬(原文まま)、過活動膀胱などが挙げられた。

Q. 治験に参加しても良いと思う条件は何ですか?(複数回答可)

グラフ:治験に参加しても良いと思う条件は何ですか?

治験に参加しても良いと思う条件としては、「自分が患っている疾患」(154人)がもっとも多く、2位「病院が家から近い」(113人)といった利便性や「専門医に診てもらえる」(108人)とする安心感を求める声が挙げられ、「謝礼が高額」(85人)、「社会貢献ができる」(79人)などが続いた。
自由回答では「会社勤務のため、平日の拘束が無ければ参加しても良い」「海外で使用できている有効な薬が日本でも早く使えるのであれば」といった意見もあった。

Q. 治験に参加する際、どのような説明があれば安心できますか?(自由回答)

安心して治験に参加するためにどのような説明が欲しいかを聞いたところ、副作用に関する説明を望む声が圧倒的に多く見受けられた。

「効果と副作用の両面について、誠実な態度で詳細の説明があれば信頼できる」などと副作用について一定の理解を示す声もある一方、「副作用が無いという説明があれば安心」「治験は絶対安全だという説明が欲しい」「副作用が出た場合、完全に治る確証が欲しい」など、副作用を拒絶する声も多く寄せられた。

また、「参加の際の説明だけでなく、治験終了後に結果どうであったのかを知りたい。自分が世間に貢献できたのかどうかを確認できれば、また参加したくなると思う」と、参加者への報告を望む声もあった。