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お疲れ改善アドバイス【プライベート編】

プライベートでも意外に疲れは溜まっているもの。生活習慣を見直せば、今からでも疲れは十分解消できる。今日からはじめられる「お疲れパターン別改善アドバイス」を実践しよう。

「不規則な食生活疲れ」解消Point--栄養バランス、食事時間に注意して

食事はバランスを意識して

外食の機会が増えると、カロリー超過だけでなく、野菜不足が懸念される。また、自分の好きなメニューばかりを食べていると、食事から得られる栄養が偏りがちになる。これは、女性にとってとくに気になる髪の毛のパサつきや肌荒れの原因となるだけでなく、生命活動に必要な栄養素が不足して、体調を崩しやすくなるので注意が必要だ。

不規則な生活の改善には、まずこの3点を覚えよう。

  • (1)自分のスケジュールに食事時間を組み込む
  • (2)食事はバランスを意識して。主食(ご飯、パン、麺類)、主菜(肉、魚、卵、豆類)、副菜(野菜、海藻、きのこのおかず)の3点セットメニューを心がけよう。3食すべては無理という人も、うち1食はこのバランスで摂るようにしよう。
  • (3)不足しがちなビタミン、ミネラルの補給を欠かさない

とくに(1)は、仕事のタイムスケジュールに食事時間を書き込んで、決まった時間に食事をとるよう心がけることが重要。遅い時間に食事をとると、眠りが浅くなる原因にもなり、翌朝の肌への影響も大きい。

不規則な食生活疲れにおすすめの成分はこれ!
体のなかからキレイを目指そう

体のなかからキレイを目指そう

偏りがちな食生活を送る人の強い味方は、ビタミンを総合的に、なおかつ手軽に補うことができるサプリメント。さらに不足しがちな各種ミネラルが配合されたものも上手に利用したい。ミネラルのなかでも亜鉛は、ツヤ髪を目指す女性にとって欠かせない成分。そのほかにも免疫力を高めたり、記憶力の低下防止に役立つとされている必須栄養素だ。また、今話題の白金(プラチナ)は、その強い抗酸化力から、偏りがちな食生活をサポートするだけでなく、スキンケア・アイテムとしても注目を集めている。外食が多く、野菜が不足しがちな人には、緑黄色野菜を補うサプリもおすすめだ。

お疲れ解消ミニ知識
外食でもできる!?“脱・不規則生活” 実践法

  • ●1日1食は肉・魚を控え、野菜中心のメニューを選ぶ
  • ●外食やお酒の席は揚げ物のメニューが多いので、意識的に野菜や豆類、果物などを注文する
  • ●どうしてもお菓子がやめられないという人は、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素を含んだものを選ぶよう意識して。ジュースも野菜ジュースにするなど工夫を。

「飲み過ぎ・食べ過ぎ疲れ」解消Point--時間をかけて食事を摂ろう

毎日お酒を飲む人は、週2日休肝日を

日ごろからついつい食べ過ぎたり、飲み過ぎたりという人にとって、お誘いの多い年末はより一層注意が必要。毎日お酒を飲む人は、週2日休肝日をつくり、少し肝臓を休ませよう。また、一般的に「腹八分目」と言うが、体への負担を考えても、少し物足りないくらいがちょうどよい。今のうちに「食べ過ぎ・飲み過ぎ疲れ」体質から脱出しよう。

お酒を飲み過ぎる人におすすめなのが、「アルコール日記」をつけること。自分がいつ、どのくらいのお酒を飲んだのかを記録するだけでもお酒を飲むときの心構えが違ってくるので、飲み過ぎをセーブできる。また、食べ過ぎが気になる人は、早食いに注意。食事開始後20分は満腹感が感じられない。その間に食べきってしまうことのないようゆっくり時間をかけて。

「飲み過ぎ・食べ過ぎ疲れ」におすすめの成分はコレ!
飲み過ぎ・食べ過ぎで後悔する前に…

飲み過ぎ・食べ過ぎで後悔する前に…

お酒を飲む機会が多い人におすすめなのはウコン。クルクミンという成分には、アルコールの負担を軽くするはたらきがある。また、とくに女性におすすめなのがヨーロッパに古くから伝わるハーブ、マリアアザミ。この種子には、フラボノイドやシリマリンという成分が含まれており、お酒によるダメージだけでなく、若々しさを保つハーブとしても知られている。食べ過ぎやもたれが気になる人には、民間療法として昔から使われていたキダチアロエのエキスを凝縮したサプリメントがおすすめ。

お疲れ解消ミニ知識
お酒と上手につき合う法

  • ●週2日の休肝日をもうける
  • ●急ピッチで飲まず、なるべく時間をかけてマイペースで飲む
  • ●夜12時を過ぎたら飲まない
  • ●食べながら飲む
  • ●濃いお酒はお湯や水で割って飲む

出典:「健康パラダイス 季節別家族ではじめる成人病予防」

「自分への甘さ疲れ」解消Point--年末の大掃除でダラダラ生活から脱出!

休日もいつもと同じ時間に起きる習慣をつける

疲れているからといってダラダラした休日を過ごすと、生活リズムが狂ってしまい、しっかり休んだはずが、かえって疲れてしまったということにもなりかねない。また、甘いもの、脂っこいものの食べ過ぎは、肥満の原因に。こうなると、少し動いただけで疲れやすくなってしまうという悪循環を引き起こしてしまう。ずばり、これらはすべて「自分への甘さ」からくる「疲れ」なのだ。

「自分への甘さ」から脱却するためには、休日もいつもと同じ時間に起きる習慣をつけること。そして適度な運動をすることが大切。今年の年末は、早めに大掃除に取り掛かってみよう!家中隅から隅まで掃除をすれば、家中ピカピカ、カロリー消費もできて一石二鳥 。

「自分への甘さ疲れ」におすすめの成分はコレ!
燃えやすい体づくりをサポート!

燃えやすい体づくりをサポート!

休みの日にも体を動かしていないと、次第に基礎代謝が低下してしまう。そんなあなたにおすすめの成分は、α-リポ酸とカルニチン。抗酸化作用で、若々しさを保ち、燃えやすいカラダづくりを目指したい。また、アミノ酸や有機酸がバランスよく含まれている香酢も、休日をアクティブに過ごすためのスタミナづくりをサポートしてくれる。

お疲れ解消ミニ知識
ながら運動の決定版!CM体操

CM体操とは、その名の通り、コマーシャルの間に行う簡単な筋肉トレーニング法。テレビを楽しみながら運動もできる、まさに「ながら運動」の決定版だ。腹式呼吸をしながら、6~7割の力で6~7秒維持し、休憩をはさんで2、3セット行おう。

  • 1. 床に仰向けに寝て、ひざを立て、両手を頭の後ろに組み、状態を少し起こして止める
  • 2. イスを両手で支え、体を浮かす感じで両足を前に伸ばす
  • 3. 両手を胸の前で合わせ、ひじを張って押し合う
  • 4. 腕を肩幅に広げて両手を床につき、ひざもつける。ゆっくりひじを深く曲げてもとの姿勢に戻る

出典:男のダイエット術 生活情報センター刊