血液検査の値に問題がなくても、安心するのはまだ早い。結果に異常がなくとも、血液の流れが悪い場合には、生活習慣病のリスクは高いのだ。例えば、テレビ番組で芸能人が血液の流れをチェックしているシーンを見たことがないだろうか。ドロドロとした血液の流れはかなり衝撃的だが、悲しくも他人ごとではないのである。
毛細血管の太さはたった7ミクロン。これに対し、赤血球の直径は8ミクロンある。したがって、赤血球が血管を通るためには、細く長くしたり厚くしたり、形を自在に変えなくてはならない。ところが、ドロドロ血液の人は赤血球の形をうまく変えることができず、血管をつまらせてしまう。その結果、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞などさまざまな病気へと発展してしまうのだ。 しかも最近は食生活の乱れなどにより、中高年だけでなく若い人の間にもドロドロ血液が増えているとか。さて、あなたの血液タイプは!?
よどみなく流れており、体のすみずみまで酸素と栄養分を送り届けることができる。バランスのよい食生活や運動習慣を保っている人は、健康な血液を維持できる。
赤血球や白血球が通路につかえたり、血小板が互いにくっつきあうなどして流れが悪くなっている状態。コレステロールや中性脂肪が多い人、肥満の人は要注意だ。
高血糖のため赤血球の膜が変質してしまい、柔軟性が低下している。毛細血管の中を赤血球が通りにくくなり、団子状に固まっている状態。甘いもの好きの人は気をつけて!
活性酸素が体内に増えているため、白血球が粘着力アップ!白血球同士が互いにくっつきあい、血行が悪くなっている状態。ストレスの多い人、過労の人、喫煙家がなりやすい。
血小板のはたらきが必要以上に高まっている状態。互いに集まり、血液がザラザラに。お酒の飲み過ぎ、甘いもの好きの人に多い。
以下の項目に当てはまるものが多ければ、血液が不健康な可能性が高いかも。自分のライフスタイルを見直してみよう。