集中力を発揮するためには何をすればいいのか?実践的「healthクリック流集中力を高める7ヵ条」をご紹介。
照明、室温、周囲の音…。こういった環境を整えるのが、集中力を発揮する第一歩。室温は、昔から言われるように「頭寒足熱」がオススメ。また、音楽はあってもなくてもよい。とはいえ、完璧な環境を整えるのは難しいもの。“環境が悪いから集中できない”なんてことにならないよう、できる範囲の好環境で納得し、まずは目の前のことをはじめてみよう。
例えば、やらなければならないことが3つあるとする。それをどの順番でやるかを、はじめる前に決めることが集中力を存分に発揮するコツだ。よく「あの人はいくつもの仕事を同時にやっていてスゴイ」ということがあるが、当人にしてみればきっとそんなことはない。常に、集中力を発揮できるのは、目の前のたったひとつの事柄についてのみ。そして他のことは一旦忘れて没頭することが大事なのだ。当然、3つを同時に行うことはできないのである。
今やらなければならないことに自信がない、できるかどうか不安…。これでは、どんなに能力があっても集中できるものではない。スポーツ選手はメンタルトレーニングなどで勝つ自分をイメージして試合に臨むという。勉強や仕事も同じだ。「できる」と自分を信じよう!
ただ漫然とやるより、達成すべき「目標」があれば、おのずと集中力は高まる。ただし、このとき抽象的な目標や、高すぎる目標は禁物。それでは自分に過度のプレッシャーや緊張感を強いることになり、逆に集中力が落ちてしまうのだ。例えば、「30分でここまでやろう」など、あくまでも達成できる目標を立てよう。
集中するためには、適度な緊張は必要である。だが、必要以上の緊張はかえって集中の妨げになってしまう。集中するためには「がんばろう」と肩に力を入れるのではなく、目の前のやるべきことに目を向けよう。
楽しいこと、興味のあることには誰もが集中力を発揮できるはず。だが、興味のないことでも、やらなければならないことはいろいろある。そんなときはゲーム感覚を利用してみよう。例えば、普段なら1時間くらいかかることを、「今日は45分でクリアしてみよう」とか、「これができたら休憩でケーキを食べよう」といった具合。達成感や、楽しみを自分でプロデュースするのだ。
集中力が持続する時間は、個人差が大きいもの。自分の集中力の時間をチェックしてみよう。そして5分なら、5分の集中を何度でも繰り返そう。これは達成感にもつながりやすい。例えば「この5分でこれだけやろう」と短期集中できる目標を設定すれば、どんどん効率がアップするはずだ。また、こうして集中を繰り返すことによって、集中力が鍛えられ、持続時間もきっと長くなっていく。
意外に見逃されているのが、この香りだ。アロマテラピーといった癒し系の香りの利用法が注目を集めたためか、香り=リラックスというイメージが強い。だが、集中力にも香りは効果的であり、いい香りを嗅ぐと運動の持久力が向上するとか。これは、香りの刺激によって、脳内の注意力や集中力をつかさどる部分が活性化するためといわれている。これを利用しない手はない。ぜひ自分のお気に入りの香りを見つけて、集中力アップに活かしていこう。
レモン、 バジル、 レモングラス、ローズマリー、ユーカリ、ペパーミント