疾患・特集

風邪を引いてしまったら?薬になる食べ物

風邪を治す特効薬はありません。バランスのとれた栄養と十分な睡眠がいちばん必要です。のどが痛い、鼻水が出るなど風邪の症状が出始めたときに試してほしい野菜を使った民間療法を集めました。

風邪に効く特効薬はない

風邪を引いたときの対処法は、薬もいいのですが、なんといってもバランスのとれた栄養をとり、十分な睡眠をとることです。軽い症状ならこれだけでもずいぶん回復できるでしょう。もちろん、症状が軽くても重くても、薬さえ飲んでいれば大丈夫、というわけでなく、栄養や睡眠をとることは必要不可欠です。
風邪によく効くと言われている野菜がだいこんやねぎ。風邪を引いたら、薬の前に試してみましょう。

のどが痛いときに

だいこんあめ

だいこんを1cm角に切り、底の浅いビンに入れてハチミツか水あめをだいこんが浸るくらい入れます。2日ほどしてだいこんが浮いてきたら、はちみつをそのままかお湯に溶かして飲みます。だいこんを食べてもOKです。

長ねぎの湿布

ねぎの白い部分を10cmくらいに3本切り、縦に裂いて広げ外側をしんなりするまで火であぶり、ねぎの油分がにじみ出てきたら、タオルかガーゼで包み、裂いたねぎの内側の面がのどに当るようにして巻きます。20~30分ほど巻いたら新しいねぎと交換し、1日3~5回湿布を繰り返します。

紅茶や緑茶でうがい

紅茶や緑茶

お茶に含まれるカテキンには殺菌能力があります。安いお茶でもいいので、朝起きた時や外から帰った時に紅茶や緑茶でうがいしましょう。風邪にかかる前から試してみてください。

鼻水が出るときに

しょうが湯

中国で生薬に使われるしょうがには、血液の循環をよくして体を温め、発汗させる作用があります。しょうがをおろし、その汁ひとつまみ分を湯のみに入れ、熱いお湯を注ぎます。そのまま飲んでもいいですし、好みで黒砂糖かはちみつを少々加え、よくかき混ぜて飲むのもおすすめです。鼻がつまった時に効果的です。

長ねぎの汁

ねぎの白い部分を1/2本ほどみじん切りにし、さらに包丁でたたいて細かくします。ガーゼなどに包んで絞り、絞り汁を脱脂綿につけて鼻の周りに塗りましょう。

とにかく体を温めたいときに

梅干湯

梅干としょうがの絞り汁、好みで黒砂糖を湯のみに入れ、熱いお湯を注いで飲みます。梅干を焼いてそのまま食べたり、お湯を注いでつぶして食べてもいいでしょう。

卵酒

寒気がするときには、卵酒がいちばんです。日本酒1カップ程度に卵を1個入れ、火にかけます。半熟になったら、好みではちみつや黒砂糖を入れて、熱いうちに飲みましょう。お酒が苦手な人は、先に一度沸騰させてアルコールを飛ばしておきます。

ビタミン豊富!栄養満点の食事なら

にんじんスープ

ビタミンAは、鼻やのどの粘膜を丈夫にし、風邪のウイルスの侵入を防ぎます。体内でビタミンAに変わるカロチンを多く含む、にんじんを食べましょう。
にんじん1本を輪切りにして、1カップの水でゆで、にんじんが柔らかくなったらゆで汁ごとミキサーにかけ、クリーム状にします。これを火にかけて、牛乳大さじ2、塩・こしょうで味を整えるとよいでしょう。
熱があるときは、冷たくしたスープを飲んでもよいでしょう。