昔から風邪の特効薬として食されてきたみかん。その効果的な使い方を紹介します。
みかんにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCには、発がん物質ががん遺伝子を目覚めさせる作用(酸化作用)をおさえるはたらきがあります。最近よく聞く活性酸素の害から体を守るともいわれているのです。ビタミンCにはこのほか、血管などを柔軟に保ち、老化を防ぐ効果もあります。
ビタミンCは水に溶けやすい性質があるため、野菜やいちごなどの場合、洗ったり調理したりする過程でその多くが失われてしまいます。その点、みかんはそのまま食べることができるので、ビタミンCも丸ごと摂ることができるのです。
手軽なビタミンCの供給源として、1日1~2個程度食べるようにしてはいかがでしょうか。
古くから、みかんは風邪の特効薬として使われてきました。古い漢方書によると、果実だけでなく皮にも薬効があるとされています。ここでは、風邪に効くと言われるみかんの食べ方を紹介します。
■作り方
■作り方
みかんの皮はお風呂に入れてもいいでしょう。食べ終わったみかんの皮をよく洗い、5~6個分をまとめて布袋に入れ、沸かした湯に入れます。みかんの精油成分が毛細血管を広げ、血液の循環がよくなって体も温まります。
お風呂の温度はぬるめにし、長時間つかるほうが効果があります。