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日本人の死因のトップはがん

日本人の死因のトップはがん。日本のがん死亡の実際はどのようなものでしょうか。

日本人の3割弱が、がんで死亡!?

日本人の死因

1位がん28.7%
2位心疾患15.2%
3位肺炎9.4%
4位脳血管疾患8.7%

年代別死因の第1位

1~14歳不慮の事故及びがん
15~39歳自殺
40~89歳がん
90歳~心疾患

出典:平成27年人口動態調査(厚生労働省)

上は、日本人の主な死因と全体に占める割合を表にまとめています。これを見ると、全体の3割弱をがんが占めていることがわかります。また、年代別死因では、40歳以降はがんがトップです。

日本のがん死亡の部位別の順位

がん部位別死亡順位

順位男性女性
1位肺がん肺がん
2位胃がん大腸がん
3位肝臓がん胃がん
4位大腸がん膵がん

出典:平成27年人口動態調査(厚生労働省)

上記は、日本のがん死亡の部位別の順位を示したものです。これを見ると男性では肺がん、胃がん、肝臓がん、大腸がん、女性では肺がん、大腸がん、胃がん、膵がんの順です。
もうひとつ、表を見てみましょう。

5年相対生存率(1993年~2008年診断例)

部位男性女性
全部位59.166.0
口腔・咽頭57.366.8
食道36.043.9
65.363.0
大腸(結腸・直腸)72.269.6
肝および肝内胆管33.530.5
膵臓7.97.5
喉頭78.778.2
27.043.2
乳房(女性のみ)-91.1
子宮-76.9
卵巣-58.0
前立腺97.5-
悪性リンパ腫62.968.5
白血病37.841.3

出典:地域がん登録によるがん生存率データ(国立がん研究センター がん対策情報センター)

胃がん、大腸がんはこの割合も高いようです。がん検診や検査などを受けて、がんを早く発見できるかどうかが鍵になります。

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更新日:2020/09/25