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若々しくいるための中年期の過ごし方(生活編)

老化防止を考えるなら「起床・就寝時間・3食の時間を毎日一定に保つ」という規則的な生活を送ることが大切ですが、仕事などで忙しいとこれほど難しいことはありません。忙しい生活の中でも規則的な習慣をつけるコツをまとめました。

忙しい人でも何とかなる、規則的な生活を送るコツ

30代くらいになると「入社当初は平気で徹夜をしていたのに、最近できなくなった」など感じる人が多くなります。これは何ら悲観することではありません。
徹夜をはじめとする不規則な生活習慣は、若い人にとっても潜在的なストレスとなります。ストレスは、内臓に負担をかけるモトとなったり、活性酸素を増やすなど老化促進のファクターのひとつです。したがって、老化防止を考えるなら本来の体のリズムにあった生活を送り、潜在的なストレスを避ける必要があります。
規則的な生活習慣の基本は「起床・就寝時間・3食の時間を毎日一定に保つ」ことです。しかし、仕事などで忙しい人にとってこれほど難しいことはありません。そこで、忙しい生活の中で規則的な習慣をつけるコツをまとめました。

最低睡眠時間を決める

脳の老化を防ぐためには十分な睡眠が必要です。必要な睡眠時間には個人差がありますが、最低でも毎日6時間程度は眠りたいものです。

早起きはメリットがいっぱい

フレックスタイムなどが導入されてから、遅く出社して遅く帰宅する人を多く見かけるようになってきました。しかし、この習慣は睡眠不足を招きがちです。また、後に述べる規則的な食生活という面からも、夕食の時間が遅くなり、朝食抜きになりがちなのでおすすめできません。同じ残業なら、夜遅くまで残るよりも早朝出勤の方が能率も上がるようです。また、朝余裕ができて朝食もしっかりとれます。

夕食は寝る2時間以上前にとる

残業の多いサラリーマンの場合、昼食時間は決まっているものの夕食時間がてんでバラバラになってしまいます。夜中まで夕食を我慢し、寝る直前に食べざるを得ないケースも多いかもしれません。しかし、夕食は寝る2時間以上前にはとりたいもの。例えば週2日は6時までに退社するようにして翌朝は早朝出勤にするなど、少しずつでもいいから調整していきましょう。また、寝る直前に食べるときは、あっさりしたものを少量にし、翌朝少しボリュームがあるものを食べるようにしましょう。

栄養バランスのとれた規則的な食生活を考える

規則的な食生活

老化を防ぐ食事の基本は、栄養バランスにあります。肉類、穀類、アルコールの摂取過剰、野菜の摂取不足を解消するのが第一です。特に、老化防止にはビタミンCなどビタミン・ミネラル類を意識的にとるようにしましょう。

たばこは少しずつ減らしていこう

老化の面からも百害あって一利なしといわれるたばこ。しかし、夜更かしもだめ、食生活も見直して、はたまたたばこまでとなると…。これまでの生活スタイルをいきなり全部変えろと言われてもそれは当然無理なことです。
そこで、突然禁煙が難しいのなら、まず、節煙に挑戦してみましょう。1時間に1本吸う人は、2時間に1本を目指すというように少しずつ調節していきます。また、スポーツクラブに入会したり映画を趣味にするなど、たばこを吸いながらできない趣味を見つけてストレス解消していくのもひとつの方法です。