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炭のパワーの秘密はコレ!

飲み水に入れたり、ごはんを炊いたり、部屋に置いたりと、いろいろな効果をもつ「炭」。その効果の秘密には、炭が持つ科学的なパワーがあったのです。炭に潜む6つの効果をまとめました。

炭パワー1:調湿効果~湿気を吸って、吐いて

炭は、除湿器と加湿器の2つのはたらきをしてくれます。その秘密は?

  • 備長炭には、電子顕微鏡で見ると、数ミクロンから数百ミクロンのごく小さな孔(あな)が無数、縦横無尽にあいています
  • このデコボコがあるおかげで、小さく見えても表面積が広くなります。1gの炭で、約300平方メートルにもなります。
  • このため、水や空気が通りやすく、さらに通ったときには、広い表面積で色々なものを吸着してくれます。例えば空気が通ったとき、湿度が高ければ湿気を吸着します。逆に乾燥しているときには、その水分を空気に放出して、加湿器としてはたらいてくれます。

炭パワー2:浄化効果~不純物を浄化

1で述べた「無数の孔」が、水の中の不純物を吸着します。しかも、ただ吸い取るだけではありません。炭につく有用微生物が、吸着した不純物を分解し、浄化してくれます。
こうしたはたらきを利用して、河や湖などの水質改善もおこなわれています。

炭パワー3:脱臭効果~臭いも吸い取る

たくさんの孔で炭が吸い込むのは、湿気や水の不純物だけではありません。臭いのもととなる空気中の「汚れ」の成分や「有害な不純物」を吸い取ります。このため、脱臭のはたらきもあります。

炭パワー4:ミネラル効果~ミネラルが水に溶けだす

木は土からミネラルなど必要な栄養分を吸い上げながら大きくなります。このミネラルが、化学成分となって木の中に残っています。さらに炭化することで、水に溶けやすいミネラル(炭酸塩や酸化物)になっています。このため、水の中に炭を入れておくと、ミネラルウォーターのようになるのです。

炭パワー5:遠赤効果~じんわり、しっかり暖まる

炭は暖まると、遠赤外線を発生します。遠赤外線とは、目に見えない暖かい光線で、当たったところは気温・風・空気の状態にかかわらず暖かくなります。その暖かさもおだやかで、体の深いところまで効き、血行や代謝を促進します。

炭パワー6:マイナスイオン効果~リラックスと酸化防止

炭には、マイナスイオンを増加して、副交感神経にはたらきかけ、心身をリラックスさせる鎮静効果があると言われています。ほかにも、炭を使うとマイナスイオンのはたらきで、ものが傷むのを遅らせてくれる効果があるという説もあります。もしかして、「老化」防止効果もあるかもしれません。

  • ものから電子(マイナス)が離れていくことが酸化(ものが傷む、老化が進むなどのこと)といいます。
  • 一方、炭の主な成分Y素A周りに電子を集めてたくわえ、逆に電子の足りないものに分け与えてくれるはたらきがあります。
  • つまり炭から与えられた電子がくっつき戻ってくれば、ものは長持ちし、元気になります。そして、人間も若々しく!?(現在、研究中です。)