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血糖値を上げない食生活改善のコツ

糖尿病予防のための食生活の大きなポイントは、1日に食べるカロリー量を決めることです。摂取カロリーの計算方法をご紹介します。

1日に必要なカロリー量を知ろう

糖尿病予防のための食生活の大きなポイントは、1日に食べるカロリー量を決めること。その目安は、以下の通りとなります。
あなたの場合、摂取カロリーはどのくらいですか?計算してみましょう。

1日の摂取カロリーの目安= 標準体重{(身長-100)×0.9}×25~30kcal

例えば身長170cmの場合、
{(170-100)×0.9}×25~30kcal=1,575~1,890kcal
つまり、 約1,600kcal~1,900kcalになります。
身長150cm以下の人は0.9をかけなくてもよいので、(150-100)×25~30kcal=1,250~1,500kcalになります。

1,600kcalをとるか、1,900kcalをとるかは、日頃どのくらい体を動かしているかで決めるのが一般的です。デスクワーク中心で通勤時間も短いという人なら低い方の値になります。
ただし、突然大幅な食事制限に挑戦すると挫折してしまう場合が多いようです。最初は無理のないところから少しずつ始めてみましょう。

栄養と時間のバランスを心がける

基本その2は「バランス」です。栄養バランスのとれた食事を3食同じくらいの量、規則正しくとりましょう。とはいえ、朝昼晩とまったく同じ量にするのもいきなりでは大変です。ひとまず、3食それぞれ、トータルしたバランスをとるように心がけてみましょう。

また、夜寝る前にタップリした食事をとるのはちょっと問題があります。夜遅くに仕事をする人も、仕事を中断して、夜9時前に食事を済ますようにしましょう。