疾患・特集

実践!とうがらしを取り入れたヘルシー生活

とうがらし食を健康に活かすにはどうしたらいいのでしょうか?とうがらし食の心得をご紹介します。とても刺激的なとうがらしなので、気を付けて摂りましょう。

最初は、1食0.5gくらいを目安にしよう

最近、一味とうがらしのボトルを持ち歩いて、何にでもふりかけている人がいます。とうがらしをたくさんとれば、それだけ痩せると考えているようです。でも、何でも過ぎたるはおよばざるがごとし。とうがらしを摂りすぎると、味の感覚がマヒしてしまったり、胃かいようの原因になるという説もあります。特に、ストレスがたまりやすい人は要注意です。
とうがらし食を健康に活かすにはどうしたらいいのでしょうか?とうがらし食の心得を頭に入れてから始めましょう。

とうがらし

世界で一番とうがらしを食べているのはタイ人と韓国人のようです。彼らの平均的な摂取量はだいたい5gといわれており、この写真ぐらいの量です。
一味とうがらしで大さじ1杯弱というところでしょうか。

これだけの量を急に摂るのはかなり大変です。とうがらしを食事に取り入れるなら、最初は無理のない量で様子をみながら少しずつ増やしていくことをおすすめします。
1食にとうがらし0.5g(小さじ1/4程度)くらいでも、脂肪が燃えやすくなるという研究もあるので、この量を目安にするといいでしょう。また、3食のうち1食は辛くないメニューにするなど、「休辛食」を設けてメリハリを付けるのも大切です。

とうがらし料理を楽しもう

とうがらし料理

量をかせごうと何にでもとうがらしをかけまくるのは考えものです。食べ物本来の味を消して食事の楽しさが半減し、結局長続きしません。

一方、インドやタイ、韓国など激辛料理の多い国では、とうがらしのほかにも、にんにく、しょうがなど、多くのスパイスを使って、辛いだけでなく複雑な旨みも演出しています。しかも、ほかのスパイスたちだって、とうがらしに負けず劣らず体にいいものです。とうがらしだけにふりまわされず、これらのエスニック料理自体を楽しむつもりで取り組みましょう。
最近は、簡単にエスニック料理ができる調味料などのアイテムも簡単に手に入ります。さっそくスーパーにGO!

とうがらし料理を食べ、1時間後に運動を

とうがらしを食べると、体に貯まった中性脂肪がエネルギーになりやすい脂肪酸に変化します。さらにウォーキングなどの有酸素運動を行えば、脂肪酸はエネルギーとしてどんどん消費され、中性脂肪→脂肪酸の変化も進むといいます。同じ運動するなら、とうがらしを食べてからのほうがダイエットに効率的というわけです。
具体的には、食後1時間後から早足で20~30分歩く、歩いた後1時間くらいは何も食べないようにする(水は別、ちゃんと飲むこと!)といいようです。

規則的な食事習慣、生活習慣は基本

「栄養バランスのとれた食事(特に野菜をきちんと摂る)」「脂肪やたんぱく質の摂りすぎに注意」「塩分は控えめに」など、健康を維持するための基本的な食事習慣があります。とうがらし食のいいところは、この食事習慣が守りやすくなる点です。
エスニック料理は、野菜を豊富に使ったものが多いですし、とうがらしやスパイスを多く使う分食塩の摂取も減ります。なお、「1日3食ちゃんととる」「夜食は控える」などの生活習慣も大切です。
とうがらし食品とインスタントでバランスのとれた超簡単メニューもできますので、朝食抜いてしまいがちな人はぜひ試してみましょう。