中性脂肪のたまり過ぎは見た目だけではわからないのが難点。自他共に認めるスリムな女の子が脂質異常症(高脂血症)だったりなんてケースも珍しくありません。ここでは、中性脂肪が貯まりそうな生活態度をチェック。半分以上○がついちゃった人は中性脂肪ブヨブヨ予備軍。生活改善を真剣に検討しましょう。
外食は脂肪を多く含む高カロリーのものが多いため、バランスを考えないと脂肪の取りすぎになってしまいます。特に、ハンバーガー類、揚げ物などに注意しましょう。
また、糖分やアルコールも取りすぎると体内で中性脂肪に変わってしまいます。砂糖は1日20gぐらいまでが適当とされていますが、缶ジュースによっては、1缶でそれ以上というものもあります。甘いお菓子なども同様に注意しましょう。
アルコールは、チェック欄にある通り、1日日本酒で2合ぐらいまでが健康な飲酒の限界。さらに、週に1度はノンアルコールデーを作るよう心がけるとよいでしょう。
「脂肪を増やさないためには食べなければいいだろう」なんて、朝食を抜いたりするのは厳禁。まず、朝食べ物をとらないと脳にとって大切な糖分の補給ができません。午前中の仕事や活動に支障が出てしまいます。また、朝食を抜いたからといって脂肪が減るということもないようです。
一方、夜食として食べた甘いものは寝ているうちに中性脂肪に変わってしまいます。これは実験などでも証明されています。甘い物を食べるのは、日中、特に体を動かす前にするとよいそうです。
「ストレスが貯まると中性脂肪も貯まって肥満になるのか」というと、正確にはそうではありません。ストレスに関係あるのは血液中の中性脂肪の量。
普段は脂肪細胞内に貯えられている中性脂肪は、ストレスを感じて心拍数が上がることによって、血液中に放出されます。この繰り返しによって血液中の中性脂肪の量が増え、動脈硬化などを引き起こす可能性があるということ。
中性脂肪を燃やし、筋肉を作るためだけでなく、ストレス解消のためにも適度な運動が大事なのです。
最後に、中性脂肪とたばこの関係。たばこも動脈硬化などを引き起こす危険因子なので、血液中に中性脂肪が多い人が喫煙すると、さらに危険が増すのではないかと言われています。