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若い肌を保つための生活8ヵ条

肌の老化をできるだけ防ぐための対策をまとめました。

毎日のスキンケアと食生活を見直そう

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肌はあなたにとって、一生涯たった1枚の「着物」です。それくらい大切なものだと認識し、肌にやさしい生活を心がけてあげましょう。あなたが肌にやさしくなればなるほど、肌はそれに応えていつまでも若々しくいてくれるかもしれません。

若い肌を保つための生活8ヵ条

その1:栄養バランスのよい食事がやっぱり一番!

「栄養バランスなんて言葉、聞き飽きた!」という人もいるかもしれませんが、やはりこれは基本中の基本です。新しい肌細胞のもとになるのは各種栄養素となります。いいかげんな食生活で肌のコンディションが乱れた状態が続くと、間違いなく老化は早まります。

その2:肌に合わせた正しいスキンケアをしよう

あなたは毎日、肌のために何をしているでしょうか。しっかりスキンケアをしているという人、それはあなたの肌にとって正しいやり方でしょうか。肌に合った適切なケアをしない限り、老化は進む一方です(全くやらないのは論外)。間違ったケアは逆に老化を早めてしまいます。

その3:紫外線対策はしっかりしよう

シミ・シワをつくらないためには、紫外線対策を怠らないこと。長時間紫外線を浴びつづけないのはもちろん、ちょっと外に出る時でも帽子をかぶる、日焼け止めクリームやファンデーションを塗るなど、肌の保護につとめましょう。スキー場や海といった、とくに紫外線が強いところへは、何の対策もなしに絶対に行かないことです。

日焼けしてしまった後の手入れ法

  • アスピリンなどの消炎剤を飲む
  • 冷水に浸したタオルや氷で、肌を冷やす
  • 化粧水をたっぷり与えて、水分を補給する
  • 乳液などを塗って、水分の蒸散を防ぐ
  • ビタミンCを摂る(メラニンの生成を抑えてくれる)

その4:たばこはやめる!無理ならせめて本数は減らそう

愛煙家の人にとっては、またもや耳の痛い話ですが、肌のためにもたばこは絶対によくありません。たばこを吸うと血管が縮んで血行が悪くなるため、栄養が末梢まで行き渡らなくなり、皮膚の表面温度が下がります。その結果、皮膚のくすみや乾燥など悪い影響を与える可能性があります。また、たばこは体内に大量の活性酸素を発生させます。体内のビタミンCも急速に失われます。どうしてもやめられないなら、せめて本数を減らしましょう。

その5:睡眠は十分とろう

夜は、副交感神経が優位にはたらき、成長ホルモンも多く分泌される時間帯です。この時間にしっかり睡眠をとると、皮膚は血液を酸素をたくさんもらって新しい細胞をつくり、老廃物をいろいろな臓器から出してくれます。逆に睡眠が足りないと、皮膚の新陳代謝はうまい具合にはかどりません。「美肌は夜つくられる」といわれるのは、こういうわけです。

その6:いきなり激しい運動をしない

運動をすれば酸素の消費量も増え、それに比例して、老化の原因となる活性酸素も多く発生します。体のほうも、運動で生じた活性酸素を消去する能力を備えているので、その能力の範囲内(つまり適度な運動)なら問題ありませんが、消去能力の範囲を超えた運動となると対処しきれないのです。
なお、運動をする前にはビタミンE・C・B2・βカロチンなどを摂っておくと、酸化防止に役立つようです。

その7:パソコンを使う時は1時間ごとに休憩しよう

「電磁波」にも活性酸素を発生させるのではという疑いが持たれています。とはいえ、私たちの身の回りには、パソコン、コピー機、電子レンジ、赤外線電気こたつ、テレビ、レントゲンなど、電磁波を発する機器だらけで、これを避けようというのも無理な話です。ただ、長時間電磁波を浴びつづけないようにするくらいの気配りは大切。目にもいいでしょう。

その8:ストレス解消法を身につけよう

ストレスも肌には悪いようです(活性酸素も発生させる)。たまに感じるくらいならいいのですが、四六時中ストレス漬けとなると困りもの。肌の老化が進むだけでなく、ストレスはいろいろな心身の病気の原因にもなります。自分のストレス解消(発散)法をぜひ見つけましょう。