老化のメカニズムを知るために、まずは「肌」について知っておきましょう。あわせて、あなたの肌の老化度もチェック!
個人差こそあれ、誰でも若い時は生き生きした肌をもっていた(いる)はずです。しかし、年齢とともに肌は衰え、みずみずしさを失い始めます。ある程度仕方のないことです。
昔から「25歳はお肌の曲がり角」といわれてきました。しかし実際には成長期を過ぎた頃、つまり10代後半から肌の老化は始まっているともいわれています。
実際の年齢とは別に、見かけの年齢を表す「肌年齢」という言葉を聞いたことがあるでしょう。若いうちならこの2つにあまり差はありません。しかし年をとるにしたがって、この差は次第に広がります。つまり、同じ年齢でも若く見える人と老けて見える人の差がはっきりしてくるのです。確かに、40代なのにシワもほとんどなく肌がつやつやしている人もいれば、20代でも肌にハリがなく老けて見える人もいます。この差はいったいどこから生まれるのでしょうか?
老化のメカニズムを知るために、まずは皮膚の構造を理解しましょう。 人間の皮膚は大きく分けて「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層に分かれます。
肌にはターンオーバーという「生まれ変わる力」があります。まず表皮の基底層で新しい細胞が作られ、それが皮膚表面に向かって少しずつ変化しながら押し上げられ、最後にはフケや垢となってはがれ落ちます。こうして新しい細胞と古くなった細胞がいれかわる新陳代謝が絶えず行なわれています。
健康な肌なら約28日周期でこの新陳代謝が繰り返されています。しかし、年齢とともに新陳代謝は鈍くなり、周期も長くなります。さらに紫外線・乾燥・ストレスなどさまざまな要因によっても周期は崩れ、うまい具合に新しい皮膚が再生されなくなるのです。
あなたの肌年齢はいくつでしょうか。次の項目のうち、あてはまるものが多いほど、肌の老化が進んでいるといえます。かっこよく年をとりたいなら、本気で対策を考えましょう。