疾患・特集

「腰痛」にならない生活を心がけよう!

腰痛の原因は、自分でも気付かない生活習慣にあることが多いようです。毎日のちょっとした動きや姿勢が腰に負担をかけていないか、もう一度チェックしましょう。

腰痛の原因になる5つの生活習慣

  • 腰の角度
  • 左右のバランス
  • 長時間の同じ姿勢
  • 無理な姿勢
  • 寝るときの姿勢

体の左右のバランスが崩れると背骨や骨盤の歪みにつながり、腰痛の原因になります。買い物をしたときなど、片手だけに重いものを持つのはやめましょう。いつも片側の肩だけに荷物をかけるクセも直したほうがいいようです。重いかばんは、たすきがけにしたほうが腰への負担は軽減します。
同じ姿勢を続けることも、腰に負担をかける原因です。次のようなシーンには特に注意しましょう。

台所 立ちっぱなしで作業するときには足元に低い台を置き、片足を交互に乗せるといいでしょう。蛇口が遠いと前傾姿勢になりやすいので位置の調節を。
椅子に座る 腰かけるときには足を組んだ方が腰への負担は軽減します。ただし左右の足をどきどき組みかえること。オフィスでのデスクワーク時には、1時間ごとに立ち上がって全身をのばし、体を休めましょう。電車内では浅めに腰掛け、ひざをやや開き加減にするといいでしょう。
床に座る 横座りやあぐら座りは腰に負担がかかります。正座を習慣化すると知らす知らずのうちに腰痛退治ができます。長時間座るときには、座布団を折ってひざの間に入れると楽になります。

簡単にできる腰痛予防体操

軽い柔軟体操で腰回りの筋肉をほぐし、知らず知らずのうちに酷使している腰の筋肉をゆるめることで腰痛予防になります。就寝前のくつろいだ時間などに、ゆっくりと試してみましょう。少しずつ深く曲がるようにし、左右の曲り具合にだんだん偏りがなくなるようにしていきましょう。

  • 体操1 ●両足をそろえて上体を前に倒していきます。ももとひざの裏側、お尻のあたりに意識を集中し、伸びを感じるようにします。
  • 体操2 ●両足を開いて上体を前に開いていきます。ひざの裏側、股関節に意識を集中し、伸びを感じるようにします。
  • 体操3 ●両足の足の裏を合わせて両手でかかえるようにし、上体を前に倒していきます。ひざの裏側、お尻、股関節などに意識を集中させ、伸びを感じるようにします。