夏の疲れは身体のあちこちに残っている。
肌や髪、目はもちろん、冷たい物攻撃にさらされた胃や腎臓、また夏の湿気で呼吸器系への負担も大きかった。
そんな内臓の疲れをとるツボ指圧と、全身がリラックスする簡単マッサージを取り上げてみる。
家族など他人の手を借りれば、全身くまなくマッサージができるのだが、まずは自分の面倒は自分でみるということで自分の手の届く範囲でトライ!
親指と人差し指の間。中央、もしくは人差し指寄りも良い。親指でギューと押してパッと離す。
ひじの内側にできる横ジワの、親指側の末端から手先に向かって指2本分のところ。腕を曲げて親指で強めに押す。
右膝頭に右手のひら、左足には左手の指を開き気味に当てて置き薬指先のところ。そこから骨に沿って足首へと胃経(経絡)が通っているので押していくのもよい。
みぞおちとおへその中間地点、胃のストレスに効果的。
鎖骨の下には多くのツボがあり、腕に近い所には肺のツボ雲門もある。
また猫背は呼吸器の負担のもと。姿勢をよくする意味でも中央から腕の付け根に向かって、鎖骨に沿って軽く押していく。
腕(手のひら側)の中央を肩付近から、幅は2センチ弱で押しながら下りる。肘を超えたら次第に親指よりへ。肘と手首の間の3分の1付近に肺のツボ孔最もある。
このあたりは腎経(経絡)があり、また足の疲れも同時にとれる。親指と人差し指で足首をつまみ、徐々にアキレス腱までもむ。
手のひら足の裏にはさまざまなツボがあることは知られているが、指のサイドにも意外にツボがある。二本の指で指の両サイドを挟むように指先からキュッキュッと押す(胃などほかの内臓にも○)。
最後に、どうしてもひとりではできないが、腰と内臓のリラックス効果満点の技(?)をご紹介。