疾患・特集

日焼けしたい人はどうする、夏休み!?

夏と言えば、夏休み。
どれだけ黒く日焼けするかを競った日々は今は昔。
紫外線の恐怖からなのか、白い肌の美しさに日本人が目覚めたからなのか…。
「日焼けなんてとんでもない」という風潮に反してやっぱり日焼けしたいあなた、さあ、どうする?

それでもやっぱり日焼けする人たち

日本では美白がもてはやされているけど…、例えばイタリア。
ミラノ在住者に聞くと、「イタリア人は夏と言えば日焼け」なのだと言う。
もちろん紫外線がどうしたこうした、皮膚ガンがどうのこうの、そういった話も巷にない訳ではない。
でもやはり日焼けは「バカンスの象徴」であり、バカンスは「お金持ちのステータスシンボル」と決まっているらしい。

日本人がこれを聞くと、お金持ちのマダムたちが日焼けしても、アフターケアにエステティックサロン三昧できるから、シミのことなんて心配しないで思いっきり焼けると考える。
でも実際ミラノではそんなマダムはほとんどいない。
だいたい彼女たちは肌にできたものはシミではなくソバカスと思っているので、「できたからどうだっていうの?」という感じ。
「彼女たちは10年後の病気より、あさっての日に焼けてかっこいい自分を選ぶに違いない」というのが在ミラノ日本人の感想。

一方日射時間の少ない北欧となると、強烈に「日差しが恋しい!」という感覚になるらしい。
だから暖かくなり、日光が顔を出せば「少しでも太陽の恩恵に預かりたい」と、屋外に飛び出して行く。
冬に出張でノルウェーに行ったF社のMさんによれば「ずっと暗くて、気分は憂鬱になるし、太陽に会いたくなった」そうだ。

確かに梅雨の間、ほんの1週間でも雨模様だと太陽が恋しくなるもの…。
やっぱり人は太陽が恋しくなるように生まれついているのかも知れない!

日焼けの諸注意事項

紫外線は皮膚を赤く炎症させ、細胞を傷つけ老化を早めるらしい。
でもやっぱり思いきり太陽を感じたい、ミラネーゼ風になりたいのなら、多少肌をいたわりつつ肌を日に当ててはどうだろう?

日焼け用でも、日焼け止めでもクリームやオイルを必ず体に塗る。
特に沖縄やバリ、プーケットなどでは日焼け止めを塗っても焼けるほど日差しが強烈だ。
何も塗らずにプールサイドで寝ころんだら、アッと言う間に肌は火傷状態。それに水分が失われ、カサカサ肌になるのでそれだけは気をつけよう!

日焼けする時間は11時から2時の最も日差しの強い時間は避ける。
特にまだあまり日に当たっていない真っ白な肌をいきなりこの時間の太陽にさらせば、イッパツで肌がヒリヒリ痛むヤケド状態に。
日焼けのことばかりでなく、特に海系のバカンスでは暑さや太陽に徐々に体を慣らすためにも、初日からとばさないこと。
はじめは朝や夕方の暑くない時間に外に出て体を慣らす余裕を持てば、日焼けも穏やかに進み見栄えも良くなるし、疲れもかなり違うだろう。