疾患・特集

食中毒予防の3原則は「つけない・増やさない・やっつける」

食中毒の話題を耳にしても、「自分だけは大丈夫」と根拠もなく思い込んだりしていませんか?そんな過信には要注意!食中毒が起きてから後悔しないように、自宅でできる予防方法を覚えておきましょう。

細菌やウイルスを「つけない」

まず大事なのが、料理器具や台所近辺を消毒し、清潔に保つこと。可能であれば、まな板は肉・魚用と、生で口にする野菜用に分けて使いましょう。生の肉・魚から出た汁や、こぼれた生卵を拭いたふきんは、そのまま使わないこと。ふきんはたくさん用意し、常に殺菌・消毒をして清潔な物を使いましょう。
石鹸で手洗いをして、調理する人が清潔でいることも大切だと言えます。傷がある手や、咳やくしゃみを押さえた手では、調理しないようにしましょう。

細菌やウイルスを「増やさない」

食品は鮮度のいい物を選び、買った後は時間を置かずに調理して、調理したらすぐに食べることが予防の基本です。
消エネのためにも健康のためにも、ぜひやっておきたいのが、冷蔵庫の大掃除。冷蔵庫に詰め込み過ぎると、冷蔵庫内の温度が上がり、食中毒を引き起こす細菌やウイルスが増殖しやすくなります。詰め込みすぎた冷蔵庫の奥から出てきた“いつの物とも知れない物”を食べてお腹が痛くなった…、という笑えない話も、冷蔵庫の過信が引き起こした例だと言えます。また、調理した物を冷蔵庫に入れるときは、きちんと熱を取ってからにしましょう。

細菌やウイルスを「やっつける」

細菌やウイルスを加熱によって死滅させるために、食材は加熱調理をしましょう。特に肉は、中心までしっかりと熱を通すことが大切です。まな板や包丁は、湯沸かし器の最高温度のお湯や、ポットのお湯で熱湯消毒すると良いでしょう。市販の殺菌・漂白剤やアルコールスプレーなどもこまめに使いましょう。

公開日:2014年8月11日