疾患・特集

ストレス耐性を高める効果的な運動

自律神経バランスを変える運動療法

運動不足でいると、わずかな運動でも交感神経がすぐに活性化して血圧、心拍数、心拍出量などを増加させます。
しかし、適度な運動を習慣付けているうちに、たとえ運動中でも交感神経はそれほど興奮しなくなり、わずかな運動で極端に血圧や心拍数が増加することが無くなっていきます。
これは、運動の習慣が交感神経よりも副交感神経が優位の体質を作るためと考えられています。この体質は、ストレス耐性を高めるためには不可欠のものです。

心拍数120/分の有酸素運動を、週3回以上

このような体質を作るためには、以下の条件が必要とされています。しかし、一番大切な条件は、好きなスポーツを楽しんでやる、ということです。

  • 運動強度
    心拍数が120/分以上にならない程度に
  • 運動持続時間
    1回20分継続するような運動を3~4回
  • 運動頻度
    週3回以上
  • 運動の種類
    息をとめて一気に筋肉を使う重量あ上げのような運動は避け、呼吸をしながら全身の筋肉を伸ばしたり縮めたりする伸びやかな運動