疾患・特集

情動の感受性を知る

ストレス負荷で情動の感受性を見る

情動の感受性を調べるには、ある一定のストレッサーを与え、その反応を見る方法が採られます。これを情動ストレス負荷試験といい、現在、幾つかの方法が考案されています。

情動ストレス負荷試験

  • 暗算法:4けたの数字から2けたの数字の引き算を2秒ごとに答え、それを1分半続ける方法。これは、3けたから1けたを引く方法や、777から連続して7を引くことを3分間続けるといったバージョンがあります。
  • 数字逆唱:5けたの数字を耳で聞いて、それを逆から言うことを1分間続ける方法
  • 鏡映描写試験:鏡を見ながら星形の図形をなぞる方法

これらは、数分ごとに同じ試験を繰り返し、その能率の変化などから緊張度を見るのです。
また、心拍や血圧、呼吸、皮膚電気活動などを測定し、ストレスになる話題をした時にどのように変化するかを調べる方法もあります。これは、体質的なストレスへの感受性を知ることができます。