疾患・特集

重要なのはストレスを不快と感じないようにすること

ストレスの元を絶てますか?

過剰なストレス反応の予防には、不快ストレスのもと、つまりストレッサーを断つことが一番確実であることは確かです。
例えば、職場での不快ストレスのもとになるのは、仕事の質、仕事の量、人間関係の3要素です。具体的には、適度な休養や気分転換を上手にとって長時間労働や休日出勤をなるべく避ける、あえてドロドロとした人間関係に自分からは立ち入らないようにする、などを心掛ければ、ほとんどのストレッサーは軽減できるはずです。
しかし、現実にはこのようなことは実行が難しいわけで、これこそが現代がストレス社会である理由ともいえます。

ストレスを避けようとする気持ちがストレスになる

現代社会で不快ストレスを完全に避けて暮らすのはほとんど不可能といえるでしょう。ストレスに神経質になってそれを回避しようと焦って、かえってそれが新たなストレスになることもあります。
ストレスを回避するだけでなく、多少のストレスを受けても、それを不快と感じないような体質に自分を作りかえることも、現代に生きる我々には欠かせないストレス対策なのです。