疾患・特集

心臓神経症とストレス

「心臓病でいつか死ぬのでは」と思っていませんか

身近に心臓疾患で急死した人がいたり、心臓病の症状に詳しかったり、健康診断などで心電図に関して再検査になったり、といった条件が重なる場合があります。
人によっては自分が心臓疾患だと無意識に思い込み、動き・息切れや胸の痛みなどの発作を起こしてしまうことがあります。

心臓そのものには異常がないにもかかわらず、心臓に関連した症状を訴えるこのような症状を、心臓神経症といいます。
心臓は大切な臓器ですから、わずかなことでも心配になります。その不安が幾つかの条件で増幅された結果、このような症状が起きてくるのです。

神経症のあれこれ

心臓神経症に限らず、神経性○○病といわれるものは同じような原因で起きていると考えられます。
そのような症状になる人の多くは、自分の体の変調に過敏になりやすい性格傾向があるといわれます。
その性格が、身体への不安ストレスを増幅しがちになるのですから、このような症状に悩む人は、その不安が新たなストレスになって悪循環が深まってしまわないうちに、心理面の相談にも乗ってくれる医師に受診することが望まれます。