疾患・特集

こんなにあるストレス関連疾患

体に現れるストレス反応

ストレス反応は心、行動、体に色々な形で現れます。「心理的、社会的ストレスが発病ならびに病状の経過に関与することが大きいと考えられる疾病」をストレス関連疾患といい、現在31種の疾患名が上げられています。
この中には胃かいようのようにはっきりと臓器の障害が認められる体の疾患から、頭痛、腰痛などのように原因となる臓器の異常が認められない不定愁訴、さらには神経症、抑うつ状態などの精神的な疾患、食欲不振症といった食行動異常も含まれています。

ストレスは不定愁訴の背後にも

頑固な頭痛や肩凝り、腰痛などで悩んでいるのに、X線やCTなどの検査ではどこにも異常が見つからないというような場合があります。
このような原因不明の痛みや不快感を「不定愁訴」いいますが、これらもストレス反応であることが多いのです。
このような不定愁訴がある時は、身体の症状ばかりに目を向けるのではなく、自分の生活全体を見渡して、ストレスの元を探し出すゆったりした視野が必要になってくるのです。

ストレス関連疾患

1 胃かいようおよび十二指腸かいよう 17 けい肩腕症候群
2 かいよう性大腸炎 18 原発性緑内障
3 過敏性大腸 19 メニエール症候群
4 神経性おう吐    20 円形脱毛症
5 本態性高血圧症 21 インポテンツ
6 神経性狭心症 22 更年期障害
7 過呼吸症候群 23 心臓神経症
8 気管支ぜんそく 24 胃腸神経症
9 甲状せん機能こう進症 25 ぼうこう神経症
10 神経性食欲不振症 26 神経症
11 片頭痛 27 不眠症
12 筋緊張性頭痛    28 自律神経失調症
13 書けい 29 神経症的抑うつ状態
14 けい性斜けい 30 反応性うつ病
15 関節リウマチ 31 そのほか(神経性○○病と診断されたもの)
16 腰痛症