Q.意志が弱いせいかうまく禁煙できません。よほど意志の力が強くないと禁煙できないのではないでしょうか?
A.確かに、禁煙は容易ではありません。禁煙が容易でないのは、意志の力が弱いせいではなく、ニコチン依存症という病気だからです。
また、長年の習慣のため心理的に依存し、たばこなしでは口さみしく、手持ちぶさたとなることも、たばこをやめにくくしています。
禁煙は簡単ではありませんが、しかし、それでも毎年多くの人が禁煙に成功しています。
Q.どうしてもたばこを吸いたいと思った時、我慢する自信がありません。どうすればいいですか?
A.たばこを吸いたいという欲求は、禁煙後の離脱症状として強いものです。
この欲求は数分間続きますが、その後必ず収まります。
深呼吸したり、水を飲んだり、散歩などの軽い運動をすることによって、吸いたい気持ちを抑えられます。時計を見ながら、たばこが吸いたいという欲求が和らぐまで、時間を数えるという方法などもあります。
禁煙後数週間経てば、たばこを吸いたいという欲求は、ほとんど見られなくなります。
Q.私の周囲には喫煙者が多く、例え禁煙を始めても、すぐにたばこを吸い出してしまいそうで心配です。どうすればいいですか?
A.確かに、禁煙の初期には、たばこを吸う仲間を減らすまいとする圧力がかかったり、喫煙を再開させようという誘惑があるかも知れません。しかし、多くの喫煙者は、本当はできればたばこをやめたいと思っているのです。
禁煙を続ける気持ちを相手に伝え、たばこの誘惑をきっぱり断れば、圧力や誘惑は無くなります。逆に、禁煙の仲間を増やそうと自分からはたらきかけてみてください。