疾患・特集

たばこについてのQ&A(3)/禁煙の自信

禁煙の自信

Q.意志が弱いせいかうまく禁煙できません。よほど意志の力が強くないと禁煙できないのではないでしょうか?

A.確かに、禁煙は容易ではありません。禁煙が容易でないのは、意志の力が弱いせいではなく、ニコチン依存症という病気だからです。
また、長年の習慣のため心理的に依存し、たばこなしでは口さみしく、手持ちぶさたとなることも、たばこをやめにくくしています。
禁煙は簡単ではありませんが、しかし、それでも毎年多くの人が禁煙に成功しています。

お送りするメッセージやホームページの内容は、禁煙指導の専門家がこれまでの経験と海外の禁煙プログラムに基づいて作成したもので、たくさんの禁煙の秘けつが載っています。
あとは、あなたが禁煙しようと決心するだけです。

Q.どうしてもたばこを吸いたいと思った時、我慢する自信がありません。どうすればいいですか?

A.たばこを吸いたいという欲求は、禁煙後の離脱症状として強いものです。
この欲求は数分間続きますが、その後必ず収まります。
深呼吸したり、水を飲んだり、散歩などの軽い運動をすることによって、吸いたい気持ちを抑えられます。時計を見ながら、たばこが吸いたいという欲求が和らぐまで、時間を数えるという方法などもあります。
禁煙後数週間経てば、たばこを吸いたいという欲求は、ほとんど見られなくなります。

Q.私の周囲には喫煙者が多く、例え禁煙を始めても、すぐにたばこを吸い出してしまいそうで心配です。どうすればいいですか?

A.確かに、禁煙の初期には、たばこを吸う仲間を減らすまいとする圧力がかかったり、喫煙を再開させようという誘惑があるかも知れません。しかし、多くの喫煙者は、本当はできればたばこをやめたいと思っているのです。
禁煙を続ける気持ちを相手に伝え、たばこの誘惑をきっぱり断れば、圧力や誘惑は無くなります。逆に、禁煙の仲間を増やそうと自分からはたらきかけてみてください。