疾患・特集

エアロビクスを取り入れる

5,000人のデータをもとに

エアロビクスという言葉は、いまや一般化し、多くの人に親しまれています。エアロビクスは1968年(昭和43年)、アメリカの運動生理学者ケネス・H・クーパーが、全身の持久性を養うために考え出したトレーニング法です。有酸素運動ともいいます。

クーパーが、アメリカ空軍のパイロットの体力、ことに心臓や肺・血管などに関係した体力を向上させるにはどうしたらいいのかを考え、体力測定を行って、5,000人のデータをもとに運動プログラムを作ったのが始まりでした。
エアロビクスとは、酸素を十分に取り入れながら行う持久性の運動のことですが、5分以上の持続的な運動が必要です。ウォーキングやジョギング、ランニング、ジャズダンス、テニス、水泳などの運動がエアロビクスの代表といわれています。

エアロビクスの効果

エアロビクスの効果は、次のようなものです。

  1. 心肺持久力の向上
  2. 筋力の向上
  3. 全身のシェイプアップ
  4. ストレスの解消

1.の心肺持久力の向上によって、酸素を体内に取り入れる能力が高まります。それは、体全体が生き生きとしてくるということです。
2.の筋力の向上によって、体が柔らかくなってきます。
3.のシェイプアップは、激しい運動によって脂肪が燃えるためスマートになるということです。
4.は、1回に1時間から90分、体を全面的に動かしますので、ストレス解消につながります。