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水中歩行だけでも効果は大きい

水中でウォーキングを行えば、安全に効果的な運動が可能に

水中におへそまでつかると、体重は地上の約半分になり、同時に水の抵抗を負荷として利用できます。
水中でウォーキングを行えば、肥満気味の人や、腰やひざなどに障害のある人でも安全に効果的な運動が可能になります。水の抵抗は体の動きの2乗に比例して増加しますので、手足の運動の速度を変えることによって運動強度の調節もできます。

歩幅を大きく、腕も大きく振って

水中歩行の際に注意しなければならない点は、腰から胸元くらいの水深で行うということです。そして中高年男性の場合は10分間に400~500m、女性の場合は300~400mを歩くのが目安となります。25mプールなら、端から端まで約40~50秒位の速さで歩くことになります。
運動効果を高めるには、体を大きく前へ倒す前傾姿勢で、歩幅を大きく取って、腕も大きく振るように歩くのがこつです。そうすれば、水泳と同じように全身の筋肉を活動させる全身運動になります。

水中エアロビクスにも挑戦

水中ウォーキングに慣れてきたら、徐々にスピードを加えて距離を延ばし、ジョギングやランニングに挑戦するとさらに効果的です。
最近は水中エアロビクスを指導するフィットネスクラブも多くなってきましたので、水中リズム運動もメニューに加えると単調になりがちな運動に変化が出て、楽しいものになるに違いありません。