疾患・特集

12分間歩行テストで全身持久力を測る

エアロビクスのクーパーが基準値を作った

全身持久力を厳密に測るには、実験室で運動中の最大酸素摂取量を測定する必要があります。最大酸素摂取量とは、運動中に肺を通して血液中にどれだけ酸素を取り込む能力があるかということですが、測定ができるのはごく限られた人だけになります。
実験室ほど正確ではありませんが、12分間歩(走)行テストによって最大酸素摂取量を推定する方式が考え出されています。
エアロビクスを考え出したクーパーが、アメリカ人を対象にした基準値を作りましたが、日本では体育科学センターが日本人に適した基準値(下表)を作っています。

12分間歩行テスト評価表(体育科学センター)

男性

評価/年代 30代 40代 50代 60代以上
1:劣っている ~1290 ~1240 ~1190 ~1140
2:やや劣っている 1300~
1490
1250~
1440
1200~
1390
1150~
1340
3:普通 1500~
1690
1450~
1640
1400~
1590
1350~
1540
4:すぐれている 1700~
1890
1650~
1840
1600~
1790
1550~
1740
5:大変すぐれている 1900~ 1850~ 1800~ 1750~

(単位:m)

女性

評価/年代 30代 40代 50代 60代以上
1:劣っている ~1190 ~1140 ~1090 ~1040
2:やや劣っている 1200~
1360
1150~
1310
1100~
1250
1050~
1200
3
普通
1370~
1520
1320~
1470
1260~
1410
1210~
1360
4:すぐれている 1530~
1680
1480~
1630
1420~
1570
1370~
1530
5:大変すぐれている 1690~ 1640~ 1580~ 1540~

(単位:m)