疾患・特集

ウーロン茶とアトピー

64%の人がアトピー炎症反応が軽減

アトピー性皮膚炎の炎症反応が、ウーロン茶によって抑えられるといわれています。
滋賀医科大学皮膚科教室の上原正巳氏らは、外来治療を6ヵ月以上続けている成人アトピー性皮膚炎患者121人に、市販の2.5倍の濃度のウーロン茶を1日400ml、4週間服用させるという調査を行いました。
その結果、皮膚症状が「著しく改善」した人は22人で全体の18%、「かなり改善」した56人と合わせると78人(64%)にも達しました。改善した大多数が服用4~5日目からかゆみが軽減し、紅斑が減少したということです。

抗アレルギー剤と同じくらいの効果

この報告は、アトピー性皮膚炎の治療に使われている抗アレルギー剤の4週投与による症状改善率が50~70%であることを考えると、「ウーロン茶はアトピー性皮膚炎の症状を軽減する効果がある」といえるのではないでしょうか。