疾患・特集

亜鉛の役割と欠乏症

ほとんどの食品に含まれる

亜鉛は、微量元素のなかでは鉄に次いで多い元素です。
亜鉛は各種の酵素の構成成分であり、細胞膜の安定化にも重要な役割をしています。また、インシュリンの合成、核酸などの合成にも深く関係しています。
ほとんどの食品に金属酵素の成分として存在しますが、穀粒中のフィチンやカルシウム、食物繊維の過剰摂取によって吸収が阻害されます。
欠乏症には、成長の遅延、食欲低下、皮膚などの障害、骨・軟骨の異常、生殖機能の障害、味覚・嗅覚・視覚の障害、中枢神経の障害、免疫系の障害、傷の治りが悪いなどがあります。